メッツ・千賀滉大 まさかの初回4失点 7奪三振も制球力欠き5回5失点降板、5勝目ならず

2023年05月12日 03:23

野球

メッツ・千賀滉大 まさかの初回4失点 7奪三振も制球力欠き5回5失点降板、5勝目ならず
レッズ戦に先発したメッツ・千賀(AP) Photo By AP
 【ナ・リーグ   メッツーレッズ ( 2023年5月11日    シンシナティ )】 メッツ・千賀滉大投手(30)が11日(日本時間12日)、敵地・シンシナティでのレッズ戦に先発。初回に相手打線につかまり、大量失点するなど5回8安打5失点と乱れ、5勝目はならなかった。
 直球、変化球とも高めに浮いた球をキッチリと打ち返された。初回、先頭のインディアに二塁打を許し、いきなりのピンチ。2番・フリードルを遊飛、3番・スティアを96・9マイル(約155・9キロ)直球で見逃し三振に仕留めて2死までこぎ着けたが、3つ目のアウトが遠かった。4番・フレーリーに中前への先制打を浴びると5、6番打者にも連打を浴びて2点目を失う。これだけでは終わらない。四球を出して2死満塁とすると、8番・ニューマンに左前への2点打を許し、この回計5安打で4点を失った。

 2回は1番からの打線をいずれも「ゴーストフォーク」で3者連続の空振り三振。3回も1死一塁からスティーブンソンを二ゴロ併殺に打ち取り、確実にスコアボードに「0」を並べた。2回以降は安定感を取り戻しただけに、悔やみきれない初回となった。

 前回登板となった5日のロッキーズ戦では、6回2安打無失点の好投で4勝目をマーク。代名詞の「ゴーストフォーク」ではなく、渡米後最速の99・8マイル(約160・6キロ)をマークするなど、力強さを増した直球で押し続けた。「しっかりスピードも出ていたし、メカニックも戦える準備ができていた」。この日も直球の力強さはあった。しかし初回は制球力を欠き、痛打を浴びた。

 前回登板後、右腕は「絶対に勝つという気持ちでマウンドに上がったのが一番良かった。このチームに負けは似合わない」と力を込めた。故障で出遅れたバーランダーが10日(同11日)の試合で移籍後初勝利を挙げ、シャーザーも粘着物質の不正使用による出場停止から復帰。ビッグネームがそろう投手陣の中、圧倒的な存在感を示すことはできなかった。

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