森繁和氏 佐々木朗は先頭への四球が痛恨だった 暴投で低めフォーク投げづらくなり、高めに浮いて痛打

2023年06月04日 16:50

野球

森繁和氏 佐々木朗は先頭への四球が痛恨だった 暴投で低めフォーク投げづらくなり、高めに浮いて痛打
<神・ロ> 初回、スイングをアピールする佐々木朗(撮影・大森 寛明) Photo By スポニチ
 【交流戦   ロッテ0ー2阪神 ( 2023年6月4日    甲子園 )】 佐々木朗は文句のない投球内容だった。最も悔やまれるのは6回、先頭打者への四球。カウント1―2と追い込みながらフォークを3球見逃され、加えて2番・中野という足も使える打者を出塁させたのも響いた。
 続くノイジーの4球目にフォークがワンバウンド(記録は盗塁)。1死後には大山への4球目が再びワンバウンド、暴投になった。走者は三塁へ。もう暴投はできない。そんな投手心理が腕の振りに、そして指先に微妙な影響を与えたのだろう。続く5球目、大山へのフォークが高めに浮いて右前適時打。それまで抜けたフォークはほとんどなかった。走者三塁だからこその1球になってしまった。

 この時点で94球。疲労や握力などの問題で、フォークが抜ける、引っかかるというリスクが高まってもいた。ただ、この日の佐々木朗はボール自体は迫力十分で素晴らしかったし、責められないだろう。0―0の緊迫する展開でなければもっとスライダーやカーブを使う余裕もあったと思う。そうして球数を減らせば長いイニングも投げられる。今後も中6日で1年間、ローテーションを守ってほしい。そうなってこそ真のエースになると思う。

おすすめテーマ

2023年06月04日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム