桐蔭横浜大・古謝 9回まで無失点も最後に力尽きた 今大会最速153キロ「秋につながる良い試合」

2023年06月07日 04:30

野球

桐蔭横浜大・古謝 9回まで無失点も最後に力尽きた 今大会最速153キロ「秋につながる良い試合」
<桐蔭横浜大・仙台大>力投する桐蔭横浜大の先発・古謝(撮影・木村 揚輔)  Photo By スポニチ
 【第72回全日本大学野球選手権第2日・1回戦   桐蔭横浜大1―4仙台大 ( 2023年6月6日    神宮 )】 9回を無失点で投げきった桐蔭横浜大の左腕・古謝(こじゃ)は援護に恵まれず、涙をのんだ。神宮の硬いマウンドによる疲労で、タイブレークに突入した延長10回に4失点。最後に力尽きたが、入魂の123球に後悔はなかった。
 「全日本に出るという目標を掲げてここまでやってきた。最後は負けたんですけど、秋につながる良い試合だったと思います」
 1メートル81、76キロの左腕は自己最速を3キロ更新し、今大会最速の153キロをマーク。ツーシーム、スライダーなど多彩な変化球も駆使し7三振を奪った。12球団のスカウトが視察し、西武・渡辺久信GMは「制球もまとまっているし、いろいろな変化球も使いこなせている」と高く評価した。

 昨年6月、平塚市で行われた大学代表選手選考合宿では同じ左腕の矢沢(日本ハム)、曽谷(オリックス)とともに汗を流した。同年のドラフトで1位指名された2人に助言を求め「価値観が180度変わった」と成長の糧とした。「口だけではプロに行けない。人間的にも先頭に立っていきたい」。初の全国舞台で得た自信を胸に、秋は日本一を狙う。

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