DeNA・佐野&牧“デスターシャ連弾”で9回阪神に逆転勝ち!三浦監督「これで勢いをつけないと」

2023年08月30日 05:30

野球

DeNA・佐野&牧“デスターシャ連弾”で9回阪神に逆転勝ち!三浦監督「これで勢いをつけないと」
<神・D>9回、牧は左越えに勝ち越しソロ本塁打を放つ(撮影・北條 貴史) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   DeNA3―2阪神 ( 2023年8月29日    甲子園 )】 虎党は勝利を確信していたであろう最終回、DeNA・佐野&牧の「デスターシャコンビ」が、聖地を奈落の底に突き落とした。「最高の結果で良かった。日曜日に最後に僕がミスをして負けた。絶対に取り返したかった」。最初に声を弾ませたのは3番・佐野だ。
 0―2の9回無死一塁。守護神・岩崎の初球直球を振り抜き、右中間への起死回生の同点12号2ラン。両手を広げて一周した。8回まで二塁すら踏めず、チームは27日の中日戦の初回以来20イニングぶりの得点だった。その同戦で同点の延長12回に左翼守備で捕球ミス。サヨナラ負けのきっかけをつくった。主将として責任を痛感していただけに、必死だった。

 その挽回弾に4番の牧が続いた。3球目のチェンジアップを左翼席へ決勝23号ソロ。高い弾道で浜風に乗せた。「佐野さんの一発で勢いがついた」とこちらは拳を突き上げた。

 3、4番の土壇場の連弾で阪神の優勝マジックも消滅させた。2人の連弾は21年10月13日の広島戦以来2度目で、アベックアーチは10度目。本塁打パフォーマンスの「デスターシャ」を始めた昨季以降では初の連弾となった。左翼席では日本一に輝いた98年の4番、ロバート・ローズ氏が企画で観戦したが、そのDeNAファンたちも連呼。牧も決勝弾が初の「デスターシャ連弾」になったことに「そうなんですかっ!」と声を上げて喜んだ。

 今季ここまで1勝4敗と苦しんできた甲子園で、一つ大きくやり返した。4位巨人とのゲーム差も1・5に広げ、三浦監督も「これで勢いをつけないといけない」と会心の逆転劇の先をにらんだ。(大木 穂高)

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