阪神・村上 由伸に「勝ちたい」 日本S初戦での激突有力 交流戦で黒星「負けて悔しかった」

2023年10月23日 05:15

野球

阪神・村上 由伸に「勝ちたい」 日本S初戦での激突有力 交流戦で黒星「負けて悔しかった」
投内連係の練習に臨む阪神・村上(撮影・大森 寛明) Photo By スポニチ
 CSファイナルSに続き、日本シリーズでも初戦の先発が見込まれる阪神・村上は、投げ合いが予想されるオリックス・山本への“雪辱”を誓った。
 「(投げ合って)勉強になりました。でも負けてしまって、悔しかったので。また投げ合えるのであれば、しっかり勝ちたい」

 山本とは今季の交流戦で1度投げ合い、黒星を喫した。自身はオリックス打線相手に8回4安打2失点も、山本はそれを上回る8回2安打無失点、11奪三振。圧巻の投球を見せつけられ、「ランナーを背負ってからのピッチングが全然違う」。同学年右腕の姿を、脳裏に焼き付けている。

 初戦の舞台となる京セラドームは、村上がシンデレラストーリーを歩み始めた場所だ。DeNAとの開幕2戦目で同点の6回に登板し、1回1安打無失点でプロ初ホールドを記録。その今季初登板を足掛かりに、最優秀防御率タイトル獲得にまで飛躍を遂げた。「投げやすいし、いいイメージがある。(ファンも)いっぱい入ると思っているんで、いつも通りかなって感じ」。扱いはビジターでも勝手知ったるマウンド。虎党の大声援をバックに、パのチャンピオンに立ち向かう覚悟だ。

 「3連覇しているんで。吉田(正尚)さんが抜けてもチーム力でカバーしてきている。パンチ力がすごい」

 油断はなく、自信はある。広島とのCSファイナルS初戦では6回1失点で勝利投手となり、「あの緊張感で投げられたのは自信になる。交流戦からだいぶたって、チームに貢献できて自分のタイトルも獲れて自信はついたので、しっかり投げたい」。頂上決戦で投げ合いが実現すれば、自身年俸750万円の約86・7倍、同6億5000万円(金額はともに推定)を稼ぐ山本相手に、自らの真価を問う絶好機となる。1度目の投げ合いからさらなる成長を遂げた背番号41。防御率リーグNo・1投手同士の投げ合いを見据える。(阪井 日向)

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