阪神・森下、ゴルフでも規格外!?初ラウンドで驚異のスコア オフは“直球破壊”にアプローチ

2023年11月23日 05:15

野球

阪神・森下、ゴルフでも規格外!?初ラウンドで驚異のスコア オフは“直球破壊”にアプローチ
<タイガース杯ゴルフ>ティーショットを放つ森下(撮影・大森 寛明) Photo By スポニチ
 阪神・森下翔太外野手(23)が22日、2年目の飛躍へ向けて「直球破壊」をテーマに掲げた。今季は結果球が直球の打席で打率・235など、“直球打率”が低かったことを反省。その向上をオフのテーマに掲げ、年末からは都内にある動作解析を用いて打撃向上などを図ることができる野球指導施設「Rebase」(リベース)に通い、直球に強くなるようフォーム改善に取り組む方針を明かした。この日は神戸市内のゴルフ場で「タイガース杯ゴルフ」に参加し、つかの間のオフを楽しんだ。
 快晴、温暖…絶好の野球日和に、森下の姿はゴルフ場にあった。人生初ラウンドを満喫し、笑顔でクラブハウスへ帰還。だが報道陣から来季への課題を問われると、その穏やかな表情を引き締めた。

 「真っすぐを捉えている率がかなり低い。やっぱり、真っすぐを打てないと戦えないので、そこをしっかりやっていきたい」

 2年目の飛躍へ、掲げたテーマは「直球破壊」だ。今季レギュラーシーズンでは全10本塁打中6本が直球を打ったもの。16日から日の丸を背負って参戦した「アジアプロ野球チャンピオンシップ」でも、台湾の最速157キロ右腕が投じた直球を打ち砕き、左越え決勝ソロとした。打率・455をマークし、アジアNo・1に貢献。一見すると「直球に強い」イメージが先行する。だが実は、そうでもなかった。

 それは背番号1本人が、誰よりも自覚していた。「打ち損じを見たときに、真っすぐを打ち損じている率が高い」。例えば今季レギュラーシーズンで直球が結果球の打席は打率・235。一方で、チームの主軸である近本は同・317、大山は同・309。不動の中軸を張るには、「直球に強い」が必須だ。

 「率の数字は、1年目よりは確実には上げたい。やっぱり技術がつけば、ある程度、率は残ってくると思う。あとは、調子の波をあまり起こさないというのは意識したい」

 だから改善に取り組む。その一環として12月下旬からは都内にある野球指導施設「Rebase」で自主トレを行う方針だ。動作解析などを駆使して、不振の原因や進化のヒントを探る“虎の穴”。中大時代も2、3年時に極度の不振に陥ったが、4年進級直前に門を叩き、鍛錬を積んだ。その結果、4年春のリーグ戦では打率・311、3本塁打、11打点で2度目のベストナインを獲得できた。その再現へ、今回は直球に強くなるようにフォーム、打法などを追求することになる。

 「(何をやるかはまだ)自分もちょっと分かってないんで、聞きながらやります」

 打率・237、10本塁打、41打点…では満足できない。森下の視線は、さらなる高みを真っすぐに捉える。(石崎 祥平)

 ○…人生初ラウンドに臨んだ森下は、「意外とできました。思ったより。もっとできないかと思ったんですけど、できたので楽しく終えました」と充実感を漂わせた。大学時代に打ちっぱなし練習を数回やった程度で、ゴルフクラブ一式は前日21日に買いそろえたばかり。練習すらせずに挑んだ“ぶっつけ本番ゴルフ”を「134」のスコアにまとめた。上達を見据え、「まだ納会とか、そういう機会がある。うまくなれるように、機会があれば練習したい」と意欲を見せた。

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