松井裕樹が「MLBの打者を困惑させる理由」大リーグ公式サイトが紹介 武器となる変化球は…

2023年12月23日 15:07

野球

松井裕樹が「MLBの打者を困惑させる理由」大リーグ公式サイトが紹介 武器となる変化球は…
松井裕 Photo By スポニチ
 楽天から海外FA権を行使し、パドレスと基本合意に達した松井裕樹投手(28)を大リーグ公式サイト「MLB.com」が紹介。「松井裕樹のアイテムがMLB打者を困惑させる理由がここにある」と主な特長を伝えた。
 同サイトでデータ分析を担当するデービッド・アドラー氏は、パドレスにとって「興味深い補強」となる3つの理由を紹介。1つ目として「最近のMLB史上で最も背の低い投手の一人になる」と5フィート8インチ(約173センチ)と小柄で、現在メジャーで活躍する選手では3番目の身長の低さとし「2015年以来、身長5フィート8インチ以下のMLB投手は5人だけ」と記した。

 そして、マーカス・ストローマン(カブスをFA)をのぞけば「ほぼ全員が松井のような左利きである。左利きのスペシャリストであればメジャーに出場する可能性が高い」と小柄でも左腕なら、活躍の舞台は大いにあるとした。

 2つ目として「(速球が)時速96マイル(約154・5キロ)に達することもあり、5フィート8インチの左投手としては驚異的な速さ」と紹介。そして「高スピンで上昇する速球」とし、今年3月のWBCでの韓国戦で登板した際のデータとして、直球が平均92マイル(約148キロ)、回転数が2471だったとし、MLBの直球の平均回転数が2023年は2283だったことからもスピン量の高い直球が、奪三振率の高さにもつながっているとした。

 3つ目として「左腕の彼のスプリットはMLBの打者に珍しい印象を与える」と指摘。田中将大をはじめ千賀滉大ら日本の投手がメジャーでもスプリットを武器として活躍したことから、MLBでもスプリットを操る投手は増えてきているものの「2023年のMLBで投げられたスプリットの96%は右投手によるもので、左投手が投げたのはわずか4%だった」と左投手で投げる選手はまだ少ないため、有利になるのではとした。

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