森繁和氏 ロッテ・中森はデビュー当時の山井大介をイメージ 癖のないフォーム、リズムよく制球も○

2024年02月21日 05:30

野球

森繁和氏 ロッテ・中森はデビュー当時の山井大介をイメージ 癖のないフォーム、リズムよく制球も○
<ロ・楽>初回を内野ゴロ3つで立ち上がった中森(撮影・長久保 豊) Photo By スポニチ
 【練習試合   ロッテ3―2楽天 ( 2024年2月20日    糸満 )】 【CHECK!森繁和】ロッテの中森は癖のない奇麗なフォーム。制球が良くまとまりもありリズムもいい。中日でデビュー当時の山井大介(現中日投手コーチ)をイメージした。
 楽天打線は1~6番が左打者。1番・中島に2球目を打たれた以外、残り5人は2球目までに必ずストライクを奪った。全て外角低めの直球で相手は見逃し。右腕にとっては生命線なのだろう。抜群の伸びと制球力。2球目までに簡単にストライクを奪えれば、その後の配球、捕手のリードにも幅が出る。

 直球は145キロ前後だったが、ゆったりしたフォームから打者の手元でピュッとくる。見た目以上の回転数だし、打者が差し込まれたのは球速以上に体感速度が速いためだ。吉井監督や首脳陣が「よし、また次も」と思えるだけの十分な内容。2回、わずか23球だったが、もっと見てみたいと思える投手だ。(スポニチ本紙評論家)

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