青学大・西川 広角3安打で開幕3連勝 西武・渡辺GM「当然」ドラ1候補

2024年04月17日 05:00

野球

青学大・西川 広角3安打で開幕3連勝 西武・渡辺GM「当然」ドラ1候補
<亜大・青学大>3回、二塁打を放った青学大・西川(撮影・大城 有生希) Photo By スポニチ
 【東都大学野球・第2週第1日   青学大2―1亜大 ( 2024年4月16日    神宮 )】 1回戦3試合が行われ、3季連続優勝を目指す青学大は、亜大に競り勝ち開幕から3連勝を飾った。3月の侍ジャパントップチームの強化試合に選出された西川史礁(みしょう)外野手(4年)は3安打1打点と活躍し、改めて今秋ドラフト1位候補としての実力を示した。
 日の丸を背負った主砲は頼もしい。4番・西川はチーム全安打の3安打を放ち、2得点に絡む活躍で3連勝に貢献。ネット裏で見守った西武・渡辺久信GMは「いい選手。頭一つ抜けており、当然(1位候補に)なるでしょう」と大絶賛だ。

 「外ならライトへ、内ならレフトへという意識で打てました」
 右へ左へ巧みに打ち分けた。初回2死二塁では内角直球を三塁内野安打として悪送球の間に二塁走者が生還。3回の第2打席は外角直球に逆らわず右翼線へ運び二塁打とし、極め付きは5回2死満塁の第3打席だ。初球のフォークを迷わず強振。完璧に捉えた打球が二遊間を抜けて適時打となると両腕を掲げて喜び「今日の3本の中で一番良かったヒットです」と自賛した。

 渡辺GMは「外野が手薄のチームは欲しいでしょう。うちもなかなか外野が固められていないので」と今後も熱視線を送り続ける構え。日本ハム・大渕隆GM補佐兼スカウト部長は「ファーストストライクを逃さず打つ能力は高い」、ヤクルト・伊東昭光編成部長も「狙い球も絞れるしコンタクト能力が高い」と各球団の首脳がそろって高評価した。

 侍ジャパンでの3月の欧州代表との強化試合2試合ではチーム最多の計3安打を放ち、この春は3試合を11打数5安打2打点、打率・455と好調が続く。注目度は増すばかりだが「どんな状況でもベストパフォーマンスを出して勝利に貢献するだけ」。プレッシャーすら力に変え、輝きを増していく。(村井 樹)

 ◇西川 史礁(にしかわ・みしょう)2003年(平15)3月25日生まれ、和歌山県出身の21歳。丹生中では和歌山日高ボーイズに所属。龍谷大平安(京都)では2年春に甲子園出場。青学大では1年秋にリーグ戦デビュー。昨夏は侍ジャパン大学日本代表に選出され4番も担う。趣味はイカ釣り。好きな芸能人はタカアンドトシ。1メートル82、88キロ。右投げ右打ち。

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