全パの日本ハム・山崎 優しく外したエルボーガードとレガースに込められた仲間の思い

2024年07月24日 06:00

野球

全パの日本ハム・山崎 優しく外したエルボーガードとレガースに込められた仲間の思い
<全パ・全>初回、安打を放ちガッツポーズの山崎(撮影・光山 貴大) Photo By スポニチ
 【マイナビオールスターゲーム2024第1戦   全パ6―11全セ ( 2024年7月23日    エスコンF )】 仲間の思いが詰まった白球が左前で弾んだ。全パの日本ハム・山崎福也投手(31)が、全パの「2番・DH兼投手」で先発。初回を3者凡退に封じれば、その裏の1打席目に全セの才木から左前打を放った。一塁ベース付近で豪快なガッツポーズ。右肘のエルボーガードと、右足のレガースに感謝するように優しく外した。
 「真っすぐを待っていたら、良いところに来ましたね。1番得意なコースに来たので、それがあの結果につながりました」

 実は山崎が打席に立った際、着用したエルボーガードとレガースは、水野が球宴で使用予定のものだった。水野はファン投票の遊撃部門で初選出も、6月21日の楽天戦(エスコン)で右足首を負傷。球宴出場を目指して直前までリハビリを続けたが、無念の辞退となっていた。この日日本ハム勢で出場したのは9人だが、「10人目」の思いも背負って打席で快音を響かせた。

 続投した2回は3被弾など、球宴で1イニングワースト記録となる9失点。「良いんだか悪いんだか分からないで。オールスターでいろいろな記録をつくれて、良かったではないですけど、ヒットも打てたのでそっちは良かったかな」。きっと、水野もテレビ越しに感謝していたはずだ。(清藤 駿太)

おすすめテーマ

2024年07月24日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム