「正直、投げるボールがない…」今永昇太が86キロの超スローカーブ投じた理由 22年MVPを称賛

2024年08月02日 12:33

野球

「正直、投げるボールがない…」今永昇太が86キロの超スローカーブ投じた理由 22年MVPを称賛
カージナルス戦に先発したカブス・今永昇太(AP) Photo By AP
 【ナ・リーグ   カブス5×-4カージナルス ( 2024年8月1日    シカゴ )】 カブスの今永昇太投手(30)が1日(日本時間2日)、本拠でのカージナルス戦に先発し、6回2/3を10安打4失点。チームが劇的なサヨナラ勝利を収め、左腕に勝敗は付かなかった。試合後は22年MVPのカージナルス、ポール・ゴールドシュミット内野手(36)との対戦を振り返った。
 今永は初回2死から、ゴールドシュミットに92・5マイル(約148・9キロ)の直球を中堅へ運ばれ、先制ソロを被弾。2度目の対決となった3回2死では低めのスプリットを右前に運ばれた。

 5回2死一塁の第3打席は高め直球で遊飛に打ち取ったものの7回2死の第4打席では右中間へ二塁打を浴び、この日は3安打をくらった。

 7回の第4打席では初球に53・9マイル(約86・7キロ)のスローカーブを投じたが、このカーブを狙われ二塁打に。試合後、スローカーブを投じた理由を尋ねられ「あれは本当はボール球にしたかった」と振り返り「自分の中では真っ直ぐを打たれて変化球も逆方向に打たれて、正直、投げるボールがない中だったので、あれをボール球にして、遅いボールを見せた後にどう勝負するかってところだったので、それも打たれてしまったところが、ゴールドシュミット選手の技術を僕がやっぱり上回れなかった」と悔しさをにじませた。

 その上で22年にMVPを獲得した通算356発の相手主砲を「素晴らしい選手」と素直に称えた。

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