阪神・岡田監督 甲子園100周年記念の日に会心ゲーム 「今日が一番良かったな」

2024年08月02日 05:15

野球

阪神・岡田監督 甲子園100周年記念の日に会心ゲーム 「今日が一番良かったな」
<神・巨>勝利し、佐藤輝(右)らナインを迎える岡田監督(撮影・須田 麻祐子) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   阪神9―2巨人 ( 2024年8月1日    甲子園 )】 甲子園100周年を祝う3連戦の中でも最も大事な記念日に、会心のゲームをした。阪神・岡田監督は「今日が一番良かったな。記念の日にいい勝ち方ができて良かった」と目を細めた。先制し、点を取られてもすぐに取り返した。先発に白星が付き、前日叱咤(しった)した中継ぎ陣も奮起した。文句のつけようがなかった。
 特別な一日に加え、前回対戦でノーヒットノーランを喫した戸郷が先発とあって重圧が懸念された。初回の2得点でそれを払拭したことで、波に乗った。初回に先制すれば、1分けを挟んで11連勝になった。

 苦しんだ打線が、2年ぶりに5試合連続の2桁安打を記録した。復調の要因を「いろいろ変えたからやろ」とみる。左右が交互になるように3番森下、4番佐藤輝、5番大山に固定。試合終盤の代打投入を見越して捕手を8番に入れ、木浪を7番に上げたことが奏功している。ただし「今はみんな調子が良いから、怖いけどな。みんなが下がって来た時は。打つなとも言われへんし」と気持ちの引き締めも忘れなかった。

 2日のDeNA戦から夏の長期ロードが始まり、次に甲子園に戻るのは30日の巨人戦になる。「ロードから帰ってからが本当の勝負になると思う」。厳しい戦いはここから本格化する。(倉世古 洋平)

 【岡田監督夫人も勝利見届けた】
 ○…岡田監督の陽子夫人も、特別な試合の勝利をスタンドで見届けた。「勝てて本当に良かった。甲子園のお祝いの日でしたからね。スタンドが凄く盛り上がっていたのも伝わりました」と今季2度目の観戦で、六甲おろしの大合唱にもしっかり加わった。得点力不足に苦しんだ前半戦を「同じような試合が続いたころは家でも活火山でしたよ」と笑って振り返り、「これからも好きなようにやってほしい。それだけです」。2日から長期ロードに出る指揮官に期待していた。

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