【甲子園】西日本短大付 想定外の事態に監督「反省」 奇襲乗り越え13点大勝「子供たちに助けられた」

2024年08月14日 18:12

野球

【甲子園】西日本短大付 想定外の事態に監督「反省」 奇襲乗り越え13点大勝「子供たちに助けられた」
<菰野・西日本短大付> 3回2死一、二塁、安田の2点適時三塁打に拍手を送る西日本短大付・西村監督 (撮影・後藤 大輝) Photo By スポニチ
 【第106回全国高校野球選手権大会第8日・2回戦   西日本短大付13-0菰野 ( 2024年8月14日    甲子園 )】 西日本短大付(福岡)が菰野(三重)を下し、優勝した1992年以来となる夏2勝。3回戦進出は2010年以来14年ぶりとなった。
 打線は初回、先頭打者の奥駿仁(2年)が四球で出塁すると、続く2番・井上蓮音(2年)の左翼線適時二塁打で1点を先制。3回には5番・村上太一(3年)の左前適時打、7番・安田悠月(2年)の右越え適時三塁打、さらに相手の失策も絡んで一挙8点。7回には8番。山下航輝(2年)の犠飛で10点目を加えた。

 90年夏の甲子園2回戦で桜井に8-0で勝っており、これが春夏通じて同校の甲子園1試合最多得点。この試合で歴代最多を更新した。また、今大会最多得点を記録した。

 投げては、9日の1回戦・金足農(秋田)戦で140球完投したエース右腕・村上太一(3年)が先発登板。6回3安打無失点と試合をつくり、2番手右腕・中野琉碧(2年)も3回1安打無失点と好投して完封リレーを果たした。

 西村慎太郎監督は「びっくりする結果となりましたが、勝てて良かった」と安ど。

 相手・菰野の先発は背番号3の右横手腕・森。「左投手(栄田)を想定していて、9番打者も(右打者の)三笘を起用していた。私の準備不足だったなあと反省したが、子供たちはそれ以上のびやかに動いてくれたので非常に良かった。助けられている感じがした」と頼もしい選手を見つめた。

 今大会最多13得点。初回は奥と井上の打者2人で先制。エンドランが見事に決まり、勢いに乗った。指揮官は「(1番打者の)奥が足が速いですし、クリーンアップも状態が良かったので送ろうかと思ったのですが、向こうも2年生主体のチームなので少し動かして。後半動きやすくしたいという気持ちでエンドランをかけたらうまくいった」と振り返った。

 福岡県勢の夏2勝は2015年に8強に進出した九州国際大付以来9年ぶり。「福岡代表になった時から、福岡代表が西短で良かったと言われるようなチームを目指そうと言ってきた。一つでも多く勝って福岡に帰れるように頑張りたい」と意気込んだ。

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