【甲子園】菰野が奇襲 今夏三重大会未登板の右腕を先発に抜てき 指揮官「通用すると思った」

2024年08月14日 19:21

野球

【甲子園】菰野が奇襲 今夏三重大会未登板の右腕を先発に抜てき 指揮官「通用すると思った」
<菰野・西日本短大付>力投する菰野先発・森(撮影・椎名 航) Photo By スポニチ
 【第106回全国高校野球選手権大会第8日・2回戦   菰野0ー13西日本短大付 ( 2024年8月14日    甲子園 )】 16年ぶり3度目の出場となった「2年生軍団」の菰野(三重)は西日本短大付(福岡)に0-13で敗れ、3回戦進出はならなかった。
 スタメン全員が2年生の菰野は、投げては初戦で先発登板したエース・左腕の栄田人逢(とあ=2年)ではなく、背番号3の右サイド右腕の森柊真(2年)が先発。初回に先制点を許したが、2回は無失点に抑えた。しかし、3回1死から四死球と安打で失点を喫し、降板した。

 公式戦登板経験はあるものの、今夏三重大会では1試合も登板がなかった。聖地でいきなり先発に抜てきした理由を森田亮太監督は「打線が売りの相手チームに通用すると、昨日の状態も見て判断した」と明かした。

 相手の西日本短大付・西村監督も“奇襲”に驚き、「左投手(栄田)を想定していて、9番打者も(右打者の)三笘を起用していた。私の準備不足だったなと反省した」とうなった。

 また、8回からこれまでチームを引っ張ってきたエースの栄田が登板。相手打線を止められずに3失点を喫した。栄田について、指揮官は「三重大会を通して、彼の活躍があってここまで来られたので、最後そういう思いで託した」と振り返り、「負けるときも勝つときも、彼がマウンドにいるべきだと思って送り出した」と語った。

おすすめテーマ

2024年08月14日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム