ドジャース・大谷の速さは「例年通り」も自己最多40盗塁 ルール改正も追い風に

2024年08月25日 01:30

野球

ドジャース・大谷の速さは「例年通り」も自己最多40盗塁 ルール改正も追い風に
ヒーローインタビュー中にウオーターシャワーの祝福を受けたドジャース・大谷、リポーターのワトソンさん(右)、通訳のアイアトン氏(ロイター/USA TODAY) Photo By スポニチ
 【インターリーグ   ドジャース7―3レイズ ( 2024年8月23日    ロサンゼルス )】 日本選手2人目、自己最多を大幅に更新する40盗塁をマークしたドジャース・大谷に関して、大リーグ公式サイトのデータ分析担当、デービッド・アドラー記者は「大谷の速さは例年と同じくらい」と解説した。
 分析システム「スタットキャスト」によれば、今季の大谷のスプリントスピード(柵越え以外で走者が最低2つのベースを回ったことなどが条件の平均速度)は、自身のシーズン別では下から2番目の秒速28.1フィート(時速約30.8キロ)。最速スピードは上から3番目の30.2フィート(約33.1キロ)で、スピード自体が劇的に上がったり変化したわけではない。

 一方、大リーグ平均はスプリントスピードが27フィート(約29.6キロ)、最速が30フィート(約32.9キロ)。大谷はいずれも上回り、リーグトップクラスの走力を30歳を迎えても維持していることが分かる。

 ≪ルール改正も追い風に≫昨季から走塁に関連するルールが大きく改正されたことも、40盗塁への追い風となった。投手のけん制数が実質2度までに制限され(3度目でアウトにしないとボーク)、スタートを切りやすくなった。さらに、ベースの1辺は約7.6センチ拡大。塁間は約11.4センチ短くなり、スライディングは内野手のタッチをよけやすくなった。改正に伴い、大リーグ全体でも22年の2486から、23年は3503に盗塁数が急増。メジャートップのレッズ・デラクルスの60盗塁、それに次ぐ大谷の40盗塁を筆頭に、今季も既に総盗塁数は2832を数えている。

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