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地区シリーズまでの「5日間の休養」は手強い敵 ガーディアンズ、ヤンキース、ドジャースの対応策は?

2024年10月05日 08:25

野球

地区シリーズまでの「5日間の休養」は手強い敵 ガーディアンズ、ヤンキース、ドジャースの対応策は?
<ドジャース練習>実戦形式の練習で一塁を守るマンシー(撮影・沢田 明徳) Photo By スポニチ
 AP通信が4日、ポストシーズンの第1、第2シードチームにとって、地区シリーズまでの「5日間の休養」は手強い敵だと指摘した。22年に12チーム制プレーオフフォーマットが導入されて以来、地区シリーズから登場した8チームのうち5つが即座に敗退。ワイルドカードシリーズを回避できた「ごほうび」を生かせていない。
 5日間の準備期間は、他のチームが戦っているときに、選手がケガを癒すための時間が得られプラスではある、しかしデメリットもある。プロスポーツの中でも、野球ほどリズムとルーティンに依存するスポーツはない。MLBでは6カ月間で162試合を187日間に詰め込み、4月から9月までほぼ毎日試合を行う。7月のオールスター休暇を除いて、2日以上連続して休みが予定されることはない。それからすると5日間はとても長い。

 ガーディアンズのクリス・アントネッティ編成本部長は「デメリットは、公式戦中のようなリズムで生きたメジャーリーグの球を打てないこと」と言う。ガーディアンズは過去3日間、調子を保つためにシミュレーションゲームを行い、2日には本球場で観客の大歓声をスピーカーで流して練習した。ヤンキースのアーロン・ブーン監督は、一部のマイナーリーグ選手をニューヨークに呼び寄せ、打者が対戦していない投手相手に練習させると明かした。「選手たちができるだけシャープな状態でいられるように、生きた投球を見せます」

 ドジャースは過去2年、地区シリーズで敗退。そこで5日間のスケジュールを見直し、MLBの投手を模倣した高速ピッチングマシンでスイング練習を行い、一部の選手はワイルドカードゲームを観戦する視聴パーティーを開催、チームの一体感を保った。しかしながら、ドジャースが意図的につくりだせないのは「勢い」だ。そこをどうするのか?デーブ・ロバーツ監督は「(過去の)選手たちが準備不足だったり、努力しなかったわけではないが、今年は違うレベルの集中力がある。もっとハングリーで、より尖ったものを感じる。私はそれが気に入っている」。果たして?

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