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ブルペンデーは「ピッチングのカオス」タイガース指揮官の魔法はガーディアンズを再び封じ込めるのか

2024年10月11日 07:14

野球

ブルペンデーは「ピッチングのカオス」タイガース指揮官の魔法はガーディアンズを再び封じ込めるのか
タイガースのA・J・ヒンチ監督(AP) Photo By AP
 ア・リーグ地区シリーズ、ガーディアンズは第1戦の6回に2点を取って以来、2試合連続の完封負けもあり、20イニングも得点していない。最後にポストシーズンで連続してシャットアウトされたチームは、21年のブルワーズ。ナ・リーグ地区シリーズの第2戦と第3戦でブレーブスと対戦した時だ。そのシリーズでの連続無得点記録は22イニングだった。対するタイガースは、第3戦をブルペンデーで制したが、第4戦も再びブルペンデーで戦う計画だ。
 当然タイガースのブルペンは疲弊しているはずだからガーディアンズにとって得点しやすいはず。もともとガーディアンズはチーム打率・238の21位と攻撃力のあるチームではなかったが、早急に目覚める必要がある。

 タイガースのA・J・ヒンチ監督はブルペンデーで戦うことを「Pitching chaos(ピッチングのカオス/無秩序)」と呼んでいる。投手を従来のように先発・中継ぎ・抑えなどと固定した役割にせず、状況に応じて次々と変えていく。第3戦は3回1/3を投げたブラント・ハーターから、1/3回のショーン・ガンサーまで、6人の投手で6安打無失点に抑えた。イニングごとや打者ごとに最適な投手を投入し、試合全体の流れに柔軟に対応する。相手打線は混乱する。まるで魔法のように、ヒンチの起用はことごとくうまく行った。果たして第4戦はどうなるか。

 タイガースは第5戦にはエース、タリク・スクバルが控えている。しかしながら、敵地クリーブランドに戻るのではなく、デトロイトで結着をつけたいだろう。魔法はどこまで続くのか?

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