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阪神・森下「初戦から3番が打てば波に乗っていける」 短期決戦で大事な第1戦第1打席の“入り”に全集中

2024年10月11日 05:15

野球

阪神・森下「初戦から3番が打てば波に乗っていける」 短期決戦で大事な第1戦第1打席の“入り”に全集中
阪神・森下翔太 Photo By スポニチ
 阪神・森下が短期決戦のテーマに掲げたのは、CSファーストS第1戦の第1打席だった。結果だけが求められる大事な“入り”に全集中し、先手必勝で突破の足がかりを築く。
 「1打席目は特に集中して入りたい。初戦から3番が打てば、チームも波に乗っていけると思う」

 背番号「1」を背負う若武者は、レギュラーシーズンから最初の打席にこだわりを持ってきた。短期決戦では、リーグ戦以上に先制点がモノをいう。そして先勝は大きなアドバンテージとなる。それが分かっているからこそ、改めて第1戦の1打席目を最重視。「自分に一番最初にチャンスで回ることが多い。そこで後ろにつなげば大山さんやテル(佐藤輝)さんがいる。いい流れを持っていきたい」。その言葉に実感がこもるのは、実績があるからだ。

 「去年の広島戦で二塁打を打って、その後にホームランが出たように、短期決戦では早く一本が出るということが、すごく大事になると思う」

 昨年の再現を図る。リーグ優勝で臨んだ10月18日、広島とのCSファイナルS第1戦。その初回の第1打席で森下は左翼線二塁打を放ち、チームを鼓舞した。そして0―1の4回の第2打席では左越え同点ソロで試合の流れをたぐり寄せた。背番号1のバットで勢いづいたチームは3連勝突破。今年も同様に第1戦の第1打席から、火付け役となる。

 昨年はCS突破の口火役に続いて、オリックスとの日本Sでもシリーズ新人最多となる7打点をマークして日本一の立役者の一人となった。「1打席目で結果が出ればメンタル的にも楽になる」。実は、今年も記録の期待がかかっており、新人から2年連続プレーオフ、CSで本塁打を記録すれば09、10年の中日・野本圭以来2人目となる。今年も絶妙の“つかみ”から2年連続の「PS男」を襲名し、日本一へとつなげる。(松本 航亮)

 〇…森下は昨年、広島とのCSファイナルS第1戦(甲子園)4回に九里から左越えソロ。プロ野球6人目のプレーオフ、CSでの新人本塁打を記録した。新人から2年連続で打てば09、10年の野本圭(中)以来2人目、どちらも本拠地で打てば史上初になる。

 なお、森下は今季甲子園でチーム最多の8本塁打をマーク。DeNA戦では2本で9月10日5回、東からソロと翌11日6回、ジャクソンからソロの2戦連発と、くしくも今CSファーストS1、2戦目に先発予定の2投手から本塁打を放った実績もある。

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