山中 KO宣言!具志堅に並ぶ世界戦9度目で「喜んでもらう」
2017年03月01日 05:30
格闘技
対メキシコ人選手では、山中に有利なデータがある。世界戦は過去3試合全KO勝ち。世界王者になる前のノンタイトル戦も含めると4戦4KOだ。「外から巻いて打ってくるのでやりやすい。一緒にパンチを出せば先に当たるという感覚がある」と話すように、フック系が多いメキシカンに山中の武器であるストレートは相性がいい。今回、WBCの世界ランカーで唯一挑戦に名乗りを上げたカールソンも、低い構えからフックを振ってくる典型的なメキシコ人選手。帝拳ジムの浜田剛史代表も「左フックは要注意だが、前に出てくるだろうし、山中とはかみ合うと思う」と、戦いやすさを指摘した。
記録には興味を示さない山中だが、防衛すれば具志堅用高が持つ13連続防衛の日本記録に王手となる。KO勝ちなら世界戦9試合目で、日本の世界王者では内山の10試合に次ぐ2位となり、具志堅に並ぶ。両国国技館での試合も過去3戦3KOと相性が良く、山中は「今、相撲が盛り上がっているけど、相撲以上の盛り上がりを見せたい。カールソンをKOして、日本のみんなに喜んでもらおうと思う」と宣言した。