【ボクシング】過去に体重超過のネリが500グラム軽くパス 大橋会長「減量失敗じゃない?」

2024年05月05日 13:56

格闘技

【ボクシング】過去に体重超過のネリが500グラム軽くパス 大橋会長「減量失敗じゃない?」
<井上尚弥・ネリ計量>計量を終えたネリ(撮影・島崎忠彦) Photo By スポニチ
 【プロボクシング4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチ 井上尚弥<12回戦>ルイス・ネリ ( 2024年5月6日    東京ドーム )】 34年ぶりとなる東京ドームプロボクシング興行の前日計量が5日、都内のホテルで行われ、メインの4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチは元世界2階級制覇でWBC同級1位の挑戦者ルイス・ネリ(29=メキシコ)はリミットより約500グラムも軽い54・8キロでパス。4団体統一同級王者・井上尚弥(31=大橋)もリミットを100グラム下回る55・2キロで、タイトルマッチが無事成立した。
 ネリは18年3月の山中慎介(帝拳)戦の前日計量でバンタム級のリミット53・5キロを約1・3キロもオーバーし、WBC同級王座を剥奪された。試合には2回TKO勝ちしたが、日本ボクシングコミッション(JBC)から無期限活動停止処分を受けた。また、19年11月のWBC同級王座挑戦者決定戦でも前日計量で体重超過を犯し、試合が中止となっていた。

 井上戦決定によりJBCの処分も解除されたが、大橋ジムの大橋秀行会長はネリが前日計量で少しでもオーバーすれば「絶対に(試合は)やりません」と明言。ネリが体重オーバーした場合の”代役”として、前座に元IBF世界同級王者TJ・ドヘニー(37=アイルランド)の試合を組み込んでいた。

 心配されていたネリが計量をパスしたことで、日本ボクシング史上最大の興行へ向けた最後の課題もクリアになった。主催者である大橋プロモーションの大橋秀行・大橋ジム会長(59)はホッとした表情を浮かべながらも、リミットよりも大幅に体重を落としてきたネリについて「ある意味、減量失敗じゃない?」と冗談めかして話した。

おすすめテーマ

2024年05月05日のニュース

特集

格闘技のランキング

【楽天】オススメアイテム