村田 オッズ優勢、世界獲り後押し 歴史的勝利へ「倒して勝つ」
2017年05月19日 05:30
格闘技
日本人五輪メダリスト初の世界王者が懸かる大一番。重量級の試合だけに、海外からの注目も集めている。日本開催の世界戦にもかかわらず、海外のブックメーカーは「村田VSエンダム」のオッズを掲載。しかも、ほとんどが元WBO王者エンダムではなく、プロ12戦の村田が有利とみている。18日現在、「bet365」(英国)が村田の勝利に1・36倍、エンダムの勝利に3・0倍をつけるほか「パディパワー」(アイルランド)は1・44倍―2・75倍、「スポーツベット」(オーストラリア)も1・45倍―2・96倍。他のブックメーカーのオッズもほぼ同じで、9月に予定されているミドル級の頂上決戦、ゴロフキン(カザフスタン)―アルバレス(メキシコ)の1・57倍―2・38倍よりも差が明確についている。あらゆるスポーツの勝敗予想にシビアなブックメーカーの“後押し”は心強い。
世界戦へ向けた練習もこの日で打ち上げた。シャドーボクシングなどで汗を流した村田は「思ったよりも落ちちゃった」と体重がリミットに達したことを明かした。試合前に残る関門は19日の前日計量のみ。「準備は整ったぞ、という感じ」。自らに言い聞かせるように話した。