41歳の江畑佳代子 6度目挑戦で悲願の世界王座「やっと夢がかないました」
2017年05月19日 21:39
格闘技
国内女子ボクシングの先駆者で、大学時代にワタナベジムへ入門し、アマチュアの全日本選手権を6度制覇。2007年にプロデビューしたが、5度の世界挑戦はいずれも実らず、負けるたびに母サチ子さんから「もうやめてくれるんだよね」と言われるなど何度も引退の危機に立たされた。しかし、ジムの後輩らを指導するうちに「私の言葉に説得力がないと思って、何か胸が張れるものが欲しい」と現役続行を決意。「とにかく距離を保つことを考えた。自分のボクシングに徹しよう、全部出して楽しもうと開き直れた」と勝因を明かした。広告代理店勤務で、22日(月)からは営業に戻るが、「名刺の裏に“世界チャンピオン”と入れるのが小さな夢だった。総務部からOKをもらってます」と話してベルトをいとおしそうにながめた。