消えた天才ボクサー 井上尚弥を「撃沈」した元アマ王者が引退の理由告白
2018年10月20日 12:00
格闘技
しかし、2010年のアマチュア日本一を決める全日本選手権決勝で何もできず敗北。「日本人には負けないだろうっていう感覚があった」というが、「自分のスタイルをつぶされて撃沈」。人生で唯一という完敗を喫した。「練習に取り組む姿勢が変わった試合。(あの試合がなければ)プロで苦戦しています」と話すように、今や世界を席巻する王者にとって分岐点となった試合でもあった。
ところが、井上を破り、五輪でも金メダルを期待されたその天才ボクサーは五輪に出場することもなく、プロの道に進むこともなく表舞台からその姿を消した。なぜ、井上に完勝したにもかかわらず、ボクサーを辞めてしまったのか―。番組は男の現在を徹底追跡し、その真相を本人にインタビュー。そこにも井上の存在が大きく関わっていたことが明らかとなる。