比嘉がジム移籍2戦目で鮮やか5回KO勝ち 再び世界挑戦へ雄叫び「シャーッ!」

2020年12月31日 16:35

格闘技

比嘉がジム移籍2戦目で鮮やか5回KO勝ち 再び世界挑戦へ雄叫び「シャーッ!」
<比嘉大吾×小林佑樹>KO勝ちし雄叫びを上げる比嘉(撮影・島崎忠彦) Photo By スポニチ
 ボクシングのWBOアジア・パシフィック・バンタム級タイトルマッチ12回戦は31日、東京・大田区総合体育館で行われ、挑戦者で元WBC世界フライ級王者の比嘉大吾(25=Ambition)が王者ストロング小林佑樹(29=六島)に5回45秒KO勝ちし、新王者となった。WBA世界バンタム級10位、WBC同級15位の比嘉は19戦17勝(17KO)1敗1分け、2度目の防衛に失敗したストロング小林佑樹は25戦16勝(9KO)9敗。
 比嘉は立ち上がりから一発KOを狙うようなパワーパンチを振り回し、ガードに防がれながらも左ボディーや右アッパーをヒット。小林はガードを固め、前進してプレッシャーをかけてカウンターやワンツーを狙った。比嘉は3、4回とアッパーとボディーを組み合わせた鮮やかなコンビネーションを披露。そして5回、右アッパーのダブルでダウンを奪い、そのままテンカウントを聞かせると、コーナーポストに駆け上って「シャーッ!」と吠えた。リング上でのインタビューでは「小林選手が打ち合って来るタイプだったので、いい試合ができたと思う。試合を受けてくれてありがとうございます。バンタム級は強い人たちがいっぱいいる。2階級上げて新たなスタートができるように頑張っていきたい。気を抜くと遊びに行ったりしちゃうんで、今回は試合前からボクシングだけに集中してよかった」と話した。

 比嘉は18年4月のWBCフライ級王座3度目の防衛戦の前日計量で体重超過して王座はく奪。試合もTKO負けでプロ初黒星を喫し、日本ボクシングコミッションからは無期限の出場停止処分を受けた。復帰後はバンタム級へ2階級アップ。ジム移籍初戦の前戦は引き分けたが、鮮やかなKO勝ちでWBOの地域タイトルを獲得し、再び世界に名乗りを挙げた。試合を組んでくれた周囲やファンに感謝を述べると「世界王者になるので、これからもよろしくお願いします」と宣言した。

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