ボクシングの世界ミドル級王座統一戦(9日)で前WBAスーパー王者・村田諒太(36=帝拳)に9回TKO勝ちしたWBA&IBF統一王者ゲンナジー・ゴロフキン(40=カザフスタン)が12日、拠点を置く米ロサンゼルスへ向けて成田空港から離日した。試合前は感染対策でホテルから出なかったが、試合後は東京都内や富士山観光などを楽しみ、ツイッターに「忘れられない旅になった。日本人のホスピタリティーと温かいもてなしは本当に素晴らしかった。またすぐに“日出ずる国”を訪れたい」とつづった。
都内のホテルを出発する前には、スポーツ庁の室伏広治長官の希望で対面が実現。帝拳ジムの本田明彦会長によると、陸上男子ハンマー投げで五輪の金メダルを獲得した室伏長官の独自トレーニング論にゴロフキンが耳を傾け、室伏長官もゴロフキンの練習メニューに興味津々で、再開してトレーニングをともにすることを語り合ったという。