藤波辰爾 猪木さんは「僕の人生そのもの」 恩師への思い問われ絶句「あれだけ試合で戦って…」
2022年10月13日 20:48
格闘技
猪木さんの祭壇は、トレードマークの赤いマフラーをイメージした赤いバラなどで彩られた。藤波は「あの赤い祭壇がすぐ目に入ってきた。いい顔してましたね」と話し、「あの遺影を見つめるのが精いっぱい。頭の中が整理つかないというか…自分の人生を変えてくれた方なので、ありがとうという言葉しかないんですよね」と感謝を口にした。
猪木さんは藤波に言いたいことがあったのでは?と振られると、「いっぱい、あったでしょうね。怒鳴り声がね…“バカヤロー!メソメソしてんじゃねえ!!”とか言われそうな気がして」。恩師へ伝えたいことを問われると「ええ…いやあ…」と20秒以上絶句した後で「もう少し話をしたかったです。でも入門した時と全く同じ気持ちで、あれだけ試合で戦っていながら実際猪木さんの前に行ったら何も言えないんですよね。それが悔やんでならない。あの時間にいろんなこと話せたのに、なんで会話をしなかったのかなって。あまりにも凄すぎた方なので」と語った。
「僕の人生そのものというか…人生の道しるべですよね」と猪木さんの存在の大きさをそう表現した藤波。「後はお前たちに任せたぞっていう。力道山先生が亡くなられた後、馬場さんと猪木さんでプロレスを作り上げてくれて、これから我々が猪木さんの闘魂を伝えていかなきゃいけないんでしょう」と話し、闘魂を伝えていくことを改めて決意していた。