井上尚弥 4団体統一は「バンタム級での最終章」 史上初偉業も「通過点」
2022年10月13日 13:55
格闘技
![井上尚弥 4団体統一は「バンタム級での最終章」 史上初偉業も「通過点」](/battle/news/2022/10/13/jpeg/20221013s00021000299000p_view.webp)
――今の気持ち、統一戦に向けた意気込みは。
「いよいよだなという気持ちが大半を占めているのと、あと2か月、やれる事はなんだろうと考えながらやる2か月が今は楽しみです」
――相手の印象は。
全てのレベルにおいてまとまった選手という印象を受けました」
――試合で注目してもらいたい部分は。
「やはり対戦相手のポール・バトラーも技術の高い選手。技術の、駆け引きの戦いを見て欲しいなと思います」
――最初のバンタム級のベルト奪取から4年以上経ったが、この道のりは長かったか、短かったか。
「バンタム級に上げてから、すごく充実した戦いで来ていて、ここまでの道のりを長いと思わず、充実した日々でこの日を迎えることはできました」
――ライト級から上、軽量級では4団体統一は難しく、バンタム級では世界初の統一。
「このバンタム級でナンバーワンを目指して戦っていきたいと思っていた。12月13日の4団体統一戦は自分の中で一つの、バンタム級での締めと、自分はそういう思いで12月13日に挑みたいと思っています」
――相手のバトラー最も警戒するところは。
「警戒すべき点は、そうですね、倒されないボクシングを徹底されたときに、自分がどうボクシングを展開していくか。すごく考えながら準備をしている状況です」
――4団体統一戦、楽しみな気持ちか。
「まずこの3つのベルトを持って、試合をするのは初めて。それと同時に、勝てば4本のベルトがそろうということで、過去最大のモチベーションを持って試合に挑めると思っている。自分がどういう状態でリングに上がれるか、楽しみにしているし、ここから2か月、もの凄いモチベーションの中、トレーニングを積んでいける。自分の中で期待して12月13日を迎えたい。
――2か月の間、どのような調整をするのか。
「すでにスパーリングを始めていて、10月末から走り込みキャンプを1回はさみ、ジムに戻ってスパーリングで仕上げていきたい。ここからは前回ドネア戦同様、スケジュール的には同じようなスケジュールになってくる」
――4団体統一はキャリアの中で、どのような位置づけ、意味を持っているか。
「自分としては常々、4団体を統一したいと口にしていた。この試合の位置づけはバンタム級での最終章。スーパーバンタム級へのスタートということで、まだまだ上を目指しているので、ここがゴールではなく、あくまで通過点。この先のキャリアに向けての一戦と思っています」
――偉業に挑戦するのは、ボクシング界を盛り上げていく意味合いももあると思うが。
「自分がこうやって4団体統一にチャレンジしたり、日本ボクシング界の歴史に挑戦し、名を刻んでいくことはすごく重要。また後輩たちにも“こういうステージに行ける”と自分は見せていきたい。ボクシング界を盛り上げるためにも、この一戦、勝たないといけない。そういう思いで挑みます」