拳四朗のトレーナーが京口の公開スパーを1人で視察「イメージ通り。プランを遂行すれば勝てる」

2022年10月19日 18:02

格闘技

拳四朗のトレーナーが京口の公開スパーを1人で視察「イメージ通り。プランを遂行すれば勝てる」
<京口紘人公開スパー>京口紘人(手前)の練習を見つめる寺地を担当する三迫ジムの加藤健太トレーナー(右)=撮影・小海途 良幹 Photo By スポニチ
 【プロボクシングWBC&WBA世界ライトフライ級王座統一戦 ( 2022年11月1日    さいたまスーパーアリーナ )】 日本人世界王者同士による2団体王座統一戦に臨むWBC世界ライトフライ級王者・寺地拳四朗(30=BMB)を指導する三迫ジムの加藤健太トレーナーが19日、東京都品川区のワタナベジムで行われたWBA同級スーパー王者・京口紘人(28=ワタナベ)の公開スパーリングを視察した。
 前週に行われた寺地の公開スパーを京口陣営は4人で視察。対照的に1人での偵察となった加藤トレーナーは「行ってきてと言われたので」と苦笑いしながらも、「自分も見たかった。試合に向けて絞られた体だとサイズ感が変わってくる。そういう体つき、フレームを見られて、よりイメージしやすくなったと思う」と説明した。

 京口のスパーは練習生を相手に軽めの2ラウンド。加藤トレーナーは「動きも凄く軽そうだったので、良い試合になるのでは」と話す一方、「良くも悪くもイメージどおりかなと思う。全力を出していないと思うので何とも言えないけど、ベースのガードの形とか、攻めるコンビネーションとかはイメージどおりだった。コンビネーションをしっかり見られたのでよかった」と収穫を強調した。パートナーを務めた練習生の金田翔悟についても「ジャブをしっかり突く、拳四朗をイメージした選手を用意してきたのかなと。パートナーのシャドーを見ていてもうまかったし、向こうが持っている(寺地の)イメージも分かった」と分析した。

 試合の展開を問われると「京口君がやってくるボクシングは、今までやってきたボクシング一つだと思う。一環したボクシングをしてくるだろうなと考えてます」とコメント。寺地の戦い方は「接近戦かアウトボクシングかと言われているが、その日の流れによると思う。拳四朗はプランを遂行するだけで、遂行できれば間違いなく勝てると思ってます」と自信たっぷり。寺地の公開練習時の「京口に致命的な欠点を見つけた」との指摘については「(スパーが)軽くだったので、はっきりとここが、というのはなかったですけど、ベースとなるボクシングはイメージどおり」と見方が変わっていないことを示唆し、最後に「今日の感じだとKO決着になると思う」と口にした。

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