元東洋太平洋2階級王者・渡部あきのり氏と元日本王者・細川バレンタイン氏が後楽園で同時引退式

2022年10月20日 20:16

格闘技

元東洋太平洋2階級王者・渡部あきのり氏と元日本王者・細川バレンタイン氏が後楽園で同時引退式
引退式でテンカウントゴングを聞く渡部氏(左)と細川氏 Photo By スポニチ
 プロボクシングの元東洋太平洋ウエルター級&スーパーウエルター級2階級制覇王者で浜田剛史、比嘉大吾と並び15試合連続KO勝利の日本記録を持つ渡部あきのり氏(37)と、元日本スーパーライト級王者の細川バレンタイン氏(41)の引退式が20日、東京・後楽園ホールで行われた。ともに最後は角海老宝石ジムに所属したとあり、異例となる2人同時の引退式で一緒にテンカウントゴングを聞いた。
 元日本ウエルター級王者&元日本スーパーウエルター級暫定王者の渡部氏は埼玉・花咲徳栄高出身で、04年2月に協栄ジムからプロデビュー。リングネーム「牛若丸あきべぇ」で戦った時期もあり、野口ジム、角海老宝石ジムと渡り歩いて19年12月の東洋太平洋スーパーウエルター級王座防衛戦までプロ47戦を戦った(39勝33KO7敗1分け)。現在は出身地の埼玉県でパーソナルトレーナーをしており「ボクシングの世界で20年間やらせてもらった。これからもボクシングの醍醐味を伝えていきたい」とあいさつした。

 細川氏は06年5月に宮田ジムからプロデビューし、外資系金融会社の社員との「二足のわらじ」で話題を集めた。21年7月に元WBO世界スーパーフェザー級王者・伊藤雅雪(横浜光)に8回TKO負けして引退を表明。通算37戦25勝(12KO)9敗3分け。現在はABEMAの解説者としても活躍している。あいさつでは「最後のリングと思うとさみしい」と涙を流し、「テンカウントゴングの時に神様にお願いしたい。24歳でボクシングを始めたから、今度生まれ変わったら5歳ぐらい早く始めたい。身長ももうちょっと欲しい」と名残惜しそうだった。

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