【日本バンタム級挑戦者決定戦8回戦 ( 2022年10月20日 後楽園ホール )】
日本バンタム級1位の南出仁(27=セレス)が同級2位の与那覇勇気(31=真正)に3―0で判定勝ちして日本王座挑戦権を獲得した。アマチュア時代に全国高校選抜、国体、全日本選手権で準優勝の経験を持つ南出は9戦7勝(5KO)2敗。沖縄尚学高時代に全国高校選抜を制した与那覇は17戦12勝(8KO)4敗1分け。
サウスポーの南出が足を使い、与那覇をさばきながら左ストレートや右ジャブを打ち込んで試合をコントロール。3回に右ボディー、5回には右フックや右アッパーを浴びたものの、スピードとパンチの精度で主導権を渡さず、至近距離での打ち合いでもコンビネーションをまとめるなど単発の与那覇を上回った。ジャッジの採点は77―75、78―74、79―73でいずれも南出を支持した。