KO初防衛の日本バンタム級王者・堤聖也は反省 次期挑戦者・南出仁に「今日みたいな試合では危ない」

2022年10月20日 22:42

格闘技

KO初防衛の日本バンタム級王者・堤聖也は反省 次期挑戦者・南出仁に「今日みたいな試合では危ない」
激しく打ち合う堤(左)と大嶋 Photo By スポニチ
 【プロボクシング日本バンタム級タイトルマッチ10回戦 ( 2022年10月20日    後楽園ホール )】 日本バンタム級王者の堤聖也(26=角海老宝石)が同級7位の大嶋剣心(27=帝拳)に9回2分42秒TKO勝ちし、今年6月に獲得した王座の初防衛に成功した。ジャブから組み立ててペースをつかみ、中盤以降に大嶋の疲れを突いていくはずが、「動きが硬すぎて、ただ相手を見てしまった」と3回まではジャブの切れる大嶋のペース。ポイントも一方的に取られており、3回終了後のインターバルで「急いでいかないと」とセコンドに訴えてからは左右のフックで圧倒し、9回に右フックで倒してレフェリーストップを呼び込んだ。
 それでも堤は「攻め方がひどいなと思いながらやっていた。強いパンチを当てにいきすぎで、一番やってはダメな展開。一発当てたら一発をもらって、小さく当てる技術も出せなかった」と反省のオンパレード。壮絶な打ち合いを「酒場のけんか」と称し、「自分自身にガッカリしている。こんなボクシングでは悔しい」と表情はさえなかった。

 リング上ではセミファイナルで日本王座挑戦権をつかんだランキング1位の南出仁(27=セレス)に挑発され「普通に勝てる」と言い返したが、試合後は「これじゃ南出選手に希望を与えてしまった。今日みたいな試合なら危ないです」とガックリ。アマ時代に自身よりも格上だったという南出に「強いと思っている選手に勝って自信をつけたい」と話した。

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