京口 5回ダウン後ラッシュも及ばず…初黒星も「やりきった。持てる力を全部出せた」
2022年11月02日 04:45
格闘技
5回にダウンを奪われた後、強烈な右ストレートを繰り出すなどラッシュをかける気迫の猛反撃で見せ場はつくった。「ダウン前後の記憶があまりなくて…トレーニングしてきたからこそ出た反撃だと思う」と無我夢中だったという。見る者の心を打つ必死な戦いは、自身を「不器用」と称する京口らしい姿。「子供たちに向けて、やれることをやれば必ず結果は出ると証明したかった」と涙をこらえながら言葉を紡ぎ「現時点で、次、頑張りますとは言えない」とショックは隠さなかった。
▼長谷川穂積氏(元世界3階級制覇王者)年間最高試合と言える。寺地選手は絶対的な距離感を持っていて、自分のボクシングを貫ける凄さがあった。
▼村田諒太(元世界ミドル級スーパー王者)ボクシングにはドラマがあると思った。(寺地の)3団体統一はほぼ間違いないでしょう。(京口は)意地をちゃんと見せた。寺地の圧勝にならなかった。これが日本人対決のいいところ。
◇京口 紘人(きょうぐち・ひろと)1993年(平5)11月27日生まれ、大阪府和泉市出身の28歳。小6からボクシングを始め、大阪帝拳ジムで辰吉丈一郎の指導を受ける。伯太高―大商大。アマ66戦52勝(8KO)14敗。16年4月プロデビュー。17年2月、東洋太平洋ミニマム級王者。同年7月、プロ8戦目でIBF世界同級王者(防衛2)。18年12月、WBA世界ライトフライ級スーパー王座を獲得して2階級制覇達成。1メートル62の右ボクサーファイター。
おすすめテーマ
2022年11月02日のニュース
特集
格闘技のランキング
-
磯谷大心が祖父・輪島功一氏以来の東日本新人王へ全裸で前日計量パス「KO狙う」
-
2団体王座統一の拳四朗が一夜明け会見 加藤トレーナー「京口に致命的な欠点」発言の真意は…
-
拳四朗 7回TKO統一王者!京口との日本人対決制す 5回壮絶な打ち合いでダウン奪う
-
拳四朗 次は3団体王座統一へ!WBO王者・ゴンサレスに「ぜひ次やりましょう」
-
【浜田剛史氏の視点】主導権握った拳四朗 “攻めるアウトボクシング”展開に幅
-
京口 5回ダウン後ラッシュも及ばず…初黒星も「やりきった。持てる力を全部出せた」
-
岩田 世界王者ならず…まさかのデビューから9連勝ストップ「負けを認める」
-
中谷潤 スーパーフライ級デビュー戦で白星!「どんな王者でも勝てるスタイルを確立したい」
-
猪木氏追悼大会12・28正式決定!「INOKI BOM―BA―YE × 巌流島 in 両国」
-
吉野 6回KOで16連勝!“ラスボス”中谷正を撃破「自信を持って世界に行けます」