【プロボクシング・世界バンタム級4団体王座統一戦 ( 2022年12月13日 有明アリーナ )】
最終記者会見が10日、横浜市内のホテルで開かれ、バンタム級史上初の4団体王座統一を目指すWBAスーパー&WBC&IBF統一世界バンタム級王者・井上尚弥(29=大橋)とWBO同級王者ポール・バトラー(34=英国)が意気込みを語った。
バトラーは終始、淡々とした表情で会見に応じた。「非常に調子がいい。リングに上がったら自分の仕事をするだけ。予定どおり減量も進んでいる。計量の準備は整っている」と心境を述べ、初対面の井上について「グッドファイター。そのいい選手と戦うだけ。試合を楽しみにしている」と話した。英ブックメーカー、ウィリアムヒル社のオッズは井上勝利が1・02倍、バトラー15倍と圧倒的な差がついており「かなり厳しい戦いになると思っている。王者同士が4団体のベルトを懸けている」と認める一方、「自分にとって非常に大きな戦いと理解している。4団体統一王者はイングランド人として初となる(スーパーライト級4団体統一王者のジョシュ・テイラーはスコットランド出身)。バンタム級でも初めて。4団体統一には大きな意味がある」と説明した。