プロボクシングのWBAスーパー&WBC統一世界ライトフライ級王者・寺地拳四朗(31=BMB)が19日までに、米国で最も権威のある専門誌リングマガジンが選出する22年の「カムバック・オブ・ジ・イヤー」を受賞した。寺地は同年3月に矢吹正道(30=緑)に3回KO勝ちしてWBC同級王座を奪回。同年11月には京口紘人(29=ワタナベ)に7回TKO勝ちしてWBAスーパー王座を獲得し、2団体王座統一に成功した。
寺地はリング誌のインタビューに対し、21年9月の矢吹との初戦に敗れて8度防衛中の王座を失った際は「引退を真剣に考えていた。寿司職人の学校に通うなど人生で次に何をしたいか考えていた」とコメント。今後について「主要4団体のベルトを集めたい。進み続けて次のベルトを獲りたい。次の試合で勝者との統一戦の機会が訪れれば完璧なシナリオだ」と話した。
寺地以外ではWBC世界スーパーフライ級王者フアンフランシスコ・エストラーダ(32=メキシコ)、元WBC世界ライト級暫定王者ライアン・ガルシア(24=米国)、WBC世界フェザー級王者レイ・バルガス(32=メキシコ)が「カムバック・オブ・ジ・イヤー」候補にノミネートされていた。