那須川天心 ボクシングで世界王者を目指す階級は?Sバンタム級なら“モンスター”尚弥と同階級に
2023年02月09日 13:45
格闘技
どの階級で世界王者を目指すのかに、大きな注目が集まっている。那須川自身は2021年2月に元ボクシング世界王者の具志堅用高のYoutubeチャンネルでボクシング転向してからの階級について「バンタムかスーパーバンタムかなと考えてます」と言及。具志堅はミットを持った印象から、バンタム級が適性だと明言した。
かつての世界王者たちもそれぞれの見解を示す。元WBA世界ライトフライ級王者の渡嘉敷勝男氏(61)はYoutubeの「渡嘉敷勝男&竹原慎二&畑山隆則 公式チャンネル」で「バンタム級はキツイかな。スーパーバンタムでいいよ」と断言。前WBA世界ライトフライ級スーパー王者の京口紘人は「スーパーバンタムが55.3キロで、バンタムが53.5キロだからバンタムはないかなと思う。体デカいしね」と語っている。
スーパーバンタム級を主戦場とした場合には、バンタム級初の4団体統一王者となってスーパーバンタム級に転向する井上尚弥(29=大橋)との対戦の可能性が出てくる。その他にも2階級を制した元世界王者でWBA同級2位の亀田和毅(31=TMK)も同じ階級に。和毅は自身のYoutubeチャンネルで「(那須川は)スーパーバンタムもしくはバンタム。ボクシングだと減量するのかもわからん。でも若いからやっぱり身体が大きくなっていくやん」と自身と戦う可能性もあるとコメントしていた。
バンタム級は、井上尚弥が返上した4本の世界ベルトはそれぞれ王座決定戦が行われる見込み。尚弥の弟で元WBC暫定王者の拓真(27=大橋)はWBA最上位の2位(1位は空位)につけており、大橋会長は「決定戦に出られるように交渉を進めている」と明かしている。この他にも尚弥とジムメートでボクシング転向5戦目で初タイトルとなる東洋太平洋スーパーバンタム級王座を獲得した元K―1王者の武居由樹(26=大橋)も「バンタム級に下げる計画を話し合っている」と大橋会長が明かしおり、那須川がバンタム級を主戦場にすれば元K―1王者VS元RISE王者の一戦が実現する可能性がある。
“キックボクシング界の神童”の格闘技人生第2章となるボクシング世界王者への新たな挑戦にデビュー戦から大きな注目が集まる。
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