井上兄弟のいとこ浩樹が2年7カ月ぶり復帰戦 2回TKO勝ちで「ただいま」

2023年02月16日 20:14

格闘技

井上兄弟のいとこ浩樹が2年7カ月ぶり復帰戦 2回TKO勝ちで「ただいま」
<スーパーライト級8回戦>復帰戦で勝利し、記念撮影をする井上浩樹(撮影・藤山 由理) Photo By スポニチ
 【プロボクシング スーパーライト級8回戦 ( 2023年2月16日    東京・後楽園ホール )】 前4団体統一世界バンタム級王者・井上尚弥(29=大橋)、元WBC世界同級暫定王者・井上拓真(27=同)のいとこで、元日本、元WBOアジア・パシフィック・スーパーライト級王者の井上浩樹(30=同)が2年7カ月ぶりの復帰戦を白星で飾った。パコーン・アイエムヨッド(27=タイ)に2回38秒TKO勝ちし、戦績を16勝(13KO)1敗とした。
 試合開始からワンツー、ボディーと軽快に打ち分けた井上浩は1回終盤、左ボディーを効かせたあと、ガードの上から左ストレートを打ち込んでダウンを奪取。2回はすれちがいざまに左カウンターを当てると、相手はうつ伏せに倒れたままでレフェリーが試合を止めた。「ただいまって感じですね」と感無量の面持ちになった井上浩は「アップの時から感覚を徐々に思い出した。最後(の試合)は無観客試合だったので、お客さんが来てくれたのはメチャメチャうれしいですね。心強い言葉をもらってる。引退前より確実に自分は強くなってると思う」とリング上でコメントした。

 井上浩は20年7月、永田大士(33=三迫)に7回負傷TKO負けでプロ初黒星を喫して日本王座から陥落。翌日に自身のツイッターで引退を表明したが、いとこの尚弥ら家族から再起を望む声が上がったほか、以前から悩まされていた腰痛や左手のケガが回復。昨年2月に現役復帰を目指していると明かしていた。足の筋力が落ちるなどブランクの影響はあったものの、元世界3階級制覇王者・八重樫東トレーナー(39)の指導でフィジカル面も強化。アニメ・ゲーム好きの“オタクボクサー”らしく、復帰戦のテーマに「変われる強さ、変わらぬ想い」と「テイルズ・オブ・エターニア」の名言を掲げていた。

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