魔裟斗 木村“フィリップ”ミノルの減量失敗に苦言「プロなのか?本当ならリングに上がる資格がない」
2023年03月08日 20:51
格闘技
計量失敗によって木村は、ペナルティーとして第1ラウンド、減点2から試合開始。クンタップは8オンス、木村は10オンス着用のグローブハンデとなる。さらに木村のファイトマネーから20%減額という形で試合が実施された。試合は開始からプレッシャーをかけた木村が左フック一閃で1ラウンドわずか32秒決着。秒殺KO勝利を飾った。
魔裟斗は今回の計量失敗に「(ペナルティーあり)で試合させるのはどうなんだろうね?プロなのか?」と疑問を投げかけ、「俺だったら2カ月から3カ月は試合のために準備して、体重も落とす。だから相手がオーバーしてもそれまでの準備がパーになって、仕事が成立しなくなるから、仕方なくやると思う」と持論を展開した。
「2・4キロオーバーってなかなかだよね。次、木村とやれって言われた相手は嫌だと思うよ。一回計量オーバーした選手はまたやってくると思うし、またペナルティーあげて試合しないといけないのみたいに思うよ」と語った上で「あと興行の信頼もなくなるでしょ。他の選手に示しつかないでしょ。他の選手も“減量キツイし、俺も1キロオーバーして…グローブハンデ付けて…”とか思う選手も出てくるでしょ」と計量を守っている他の選手たちにも影響が出る可能性があると語った。
そしてファイターは減量とリング上での試合と2つの勝負があるという。「減量はかなり戦いなわけ。俺は試合の1週間前からは試合のことは頭になかった。体重を落とすことしか頭になかった。選手は減量とリング上の2つの勝負に勝たないとダメ。まず1つ目の勝負に負けてるから本当ならリングに上がる資格がない」とバッサリ言い切った。
木村の次戦は戦う相手がいないと口にした。「次に試合組まれても、また計量オーバーしてグローブハンデで戦うならコイツとやりたくないと思うでしょ。相手は準備してきてるのにさ、ちゃんと計量もクリアしない選手とやりたくないと思うよ。試合が流れちゃうかもしれないのに努力できないよ」と厳しい意見を述べた。