尚弥 フルトン戦7月延期…練習中に拳痛めて全治1カ月 大橋会長「万全の状態で」

2023年03月23日 04:45

格闘技

尚弥 フルトン戦7月延期…練習中に拳痛めて全治1カ月 大橋会長「万全の状態で」
井上尚弥 Photo By スポニチ
 ボクシングの大橋ジムは22日、前4団体統一世界バンタム級王者・井上尚弥(29=大橋)が練習中に拳を負傷したため、5月7日に横浜アリーナで予定していたWBC&WBO統一世界スーパーバンタム級王者スティーブン・フルトン(28=米国)への挑戦を7月へ延期すると発表した。新たな期日と会場は未定で、首都圏での開催を調整している。
 横浜市内のジムで会見した大橋秀行会長によると、井上は10日ごろにメキシコ人選手とのスパーリングで拳の腱を痛めた。骨に異常はなく、井上は「やります。大丈夫です」と強行出場を目指して練習を続けていたが、痛めた拳を使えない状態だったため16日に父・真吾トレーナーも交えて話し合い、「今回は万全の状態で挑戦してもらいたい」と大橋会長が延期を決断。同日中にフルトン陣営に打診し、21日に了承の連絡を受けた。大橋会長は「延期を受け入れてくれたフルトンに感謝する」と話した。

 同会長は全治1カ月の見通しを示し、左右どちらを痛めたのかは明かさなかった。井上はスーパーフライ級時代に試合で痛めた拳を手術して1年のブランクをつくっており、バンタム級ではスパー量を抑えていたが、「階級を上げての挑戦で、いつもより強振というか、強いパンチを打つ練習をしていた」という。ジムを通じてコメントを発表した井上はファンへ謝罪するとともに「開催予定の7月に向けて万全の状態でリングに上がるため、まずはケガの回復に努めたい」とした。

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