重岡兄弟 「KOリレー」で史上初同階級での兄弟同日世界王座獲得だ

2023年04月15日 15:58

格闘技

重岡兄弟 「KOリレー」で史上初同階級での兄弟同日世界王座獲得だ
<ダブル世界戦計量>計量を終え水分補給する重岡銀(左)と重岡優(撮影・島崎忠彦) Photo By スポニチ
 ボクシングのダブル世界戦(16日、東京・代々木第二体育館)の前日計量と会見が15日、都内のホテルで行われ、WBC世界ミニマム級暫定王座決定戦に臨む同級3位・重岡優大(25=ワタナベ)と相手の同級7位ウィルフレド・メンデス(26=プエルトリコ)はともに47・6キロのリミットでパスした。IBFの暫定王座決定戦に臨む同級4位・弟の銀次朗(23=ワタナベ)と相手の同級3位レネ・マーク・クアルト(26=フィリピン)もともに47・6キロでパス。
 重岡兄弟は「KOリレー」で、史上初同階級での兄弟同日世界王座獲得を誓った。

 メインを張る兄・優大は、フェースオフで約30秒メンデスににらみを利かせ「僕は普通ににらんでいる感じでやったけど、相手(メンデス)は無理して頑張っている感があった。まあそれと試合の強さは関係ない。エンターテインメントの一つとしてやりました」と淡々と話した。

 メインの2戦前に出場する弟・銀次朗からは「もちろん自分がいい結果でつなげる。兄貴にはアップに集中してもらいたい。無傷で(クアルトを)ぶっ倒して、そのまま兄貴のセコンドに立つつもり」と頼もしい言葉。優大も「銀がKOでバトンを渡してくれると思うので、そのKOより豪快なKOで締めたいと思う」と兄弟KOリレー実現へ気合十分だ。

 「2人でいる心強さはある。前回1人でやったときよりも落ち着ける。明日も怖くないし、2人でこの興行を盛り上げるのは楽しみ」と初の世界王座奪取を目指す優大にとって、銀次朗は頼もしい援軍だ。会見中は、2人で終始笑顔を見せ合うなど、仲の良さをうかがわせた。「3150FIGHT」の亀田興毅プロモーターも「お互いに自分を持っているし、いい関係性だと思う。(明日は)プロモーターとしてではなく一ファンとして頑張ってもらいたい」と兄弟同日世界王座獲得に期待した。

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