【RIZIN】浅倉カンナ　再起戦で涙の判定勝利！誕生日の祖母へ最高のプレゼント「ホッとしています」

2023年04月29日 18:46

格闘技

【RIZIN】浅倉カンナ　再起戦で涙の判定勝利！誕生日の祖母へ最高のプレゼント「ホッとしています」 — ＜RIZIN　LANDMARK5＞Mei（右）にパンチを見舞う浅倉（撮影・島崎忠彦） Photo By スポニチ

【RIZIN　LANDMARK5 ○浅倉カンナーV.V Mei● （ 2023年4月29日東京・国立代々木第一体育館）】格闘技イベント「RIZIN LANDMARK5」が29日、東京・国立代々木第一体育館で開催された。第5試合で浅倉カンナ（パラエストラ松戸）がRIZIN初参戦のベテランV.V Mei（フリー）に判定勝利した。

　再起戦となった浅倉は、テイクダウンを決めるなど打撃も含めて終始攻め続けて全力で戦い切った。終了のゴングが鳴ると両手で顔を覆って涙。判定3ー0でベテラン選手を完封した。

　試合後にマイクを持った浅倉は「Meiさんは強い相手だったんですけど、Meiさんが相手だからこそ自分も強くなれました」と相手に感謝した。さらに「たくさんの皆さんの前で試合をするので、勇気も自信必要だったんですけど、自分が勝つためにサポートしてくれる人がいて、応援してくれる人がいて、こうして勝つことができました。ありがとうございます」と支えてくれている人々たちにも感謝した。

　この日は、祖母の誕生日だという。祖母は初めて浅倉の試合を生観戦していたため「ばぁばぁ勝ったよ～！誕生日おめでとう！」と祖母へ最高のプレゼントを贈った。

　浅倉は17年に女子スーパーアトム級ワールドグランプリを制し、RIZINトップ戦線で活躍してきた。しかし21年には浜崎朱加、大島沙緒里に連敗。22年初戦となったSARAMI戦で勝利したが、7月には女子スーパーアトム級トーナメント1回戦でパク・シウに判定負けを喫した。

　パク戦では打撃で圧倒されたため、新たにボクシングトレーニングを始めた。「ボコボコにやられて自信がなくなって、少しは自信をつけようと思って。今まで習ったことなかったんですけど、偏っていたと思う」と自信を取り戻す時間だった。「打撃と組みとどちらも出来ないといけない。前回、テイクダウン行けなくても打撃で行くぞという自信があれば、展開が変わったと思うので、今回は生かしたい。新しい自分が出せれば。しっかり結果で返したいと思います」という言葉通り、再起戦でベテランのMeiに勝利した。

　▼浅倉カンナ　勝ってホッとしています。作戦通りに進められたが、戦っても（相手は）強かった。今回の試合に覚悟が必要だったので、ちょっと休んで次考えます。ケージは自分は相性がいいかなと思った。怖くて上がれなかったけど、上がるときは怖さはなかった。（試合後は）勝ったうれしさと安堵感とどっちもありました。（試合終わって）ハンバーガーにかぶりつきたいです。