【RIZIN】元王者・斎藤裕　約2年ぶり勝利に安ど、平本蓮の成長実感「一緒に練習したときより強い」

2023年04月29日 22:16

格闘技

【RIZIN】元王者・斎藤裕　約2年ぶり勝利に安ど、平本蓮の成長実感「一緒に練習したときより強い」 — ＜RIZIN　LANDMARK5＞平本（左）に左フックを見舞う斎藤（撮影・島崎忠彦） Photo By スポニチ

【RIZIN　LANDMARK5 ●平本蓮ー斎藤裕○ （ 2023年4月29日東京・国立代々木第一体育館）】格闘技イベント「RIZIN LANDMARK5」が29日、東京・国立代々木第一体育館で開催された。ダブルメインイベントの第1試合フェザー級ワンマッチは、元RIZINフェザー級王者の斎藤裕（パラエストラ小岩）が平本連（剛毅會）に2―1のスプリット判定勝利。斎藤にとって21年6月以来、約2年ぶりの勝利となった。

　試合は斎藤が何度もテイクダウンを狙うが、平本がしっかりとしたテイクダウンディフェンスで対処し、会場を沸かせた。3ラウンド戦い抜き、斎藤は僅差の判定勝利。試合後「勝った、うれしいという感じ」と安どの言葉を口にした。

　「テイクダウンディフェンスに特化するのは予想していた、金網をうまく使ってたたれたが、しっかり対策練習してきたな。2Rにバック回れたのは想像していなかった」と試合を振り返り、「（元K―1選手にパンチがあたって）これがMMAです、と。寝技や蹴りがある中での打撃が当たったかなと。勝つと景色が変わってみえるし、格闘技っていいなと思う。対戦相手に感謝です」と続けた。

　そして平本の成長を試合中に実感したという。「彼の取り組んでいる空手スタイルを感じたし、以前一緒に練習したときより強くなっている。本当に効いたのはなかったけど、一発一発に殺傷能力はあった。自分の5戦目とは違った。この試合があってからUFCで活躍したとかいう試合になれば」と平本の今後の活躍を期待した。

　次戦について「1年後でいいかなと思っている。相談して決めていきたい」と遠慮しつつも「うーん、朝倉選手はクレベル選手の方に行くんだと思うので、2人が勝っていってみんなが望むときにできたらなと。2人が違った方に向かっていくような気もしているので」とコメントを残した。