天龍源一郎氏 6月末に退院へ 脊髄症・脊柱管狭窄症、敗血症性ショック乗り越え「出来うる仕事から再開」

2023年06月11日 18:58

格闘技

天龍源一郎氏 6月末に退院へ 脊髄症・脊柱管狭窄症、敗血症性ショック乗り越え「出来うる仕事から再開」
天龍源一郎氏 Photo By スポニチ
 2月11日に「敗血症性ショック」のため緊急手術を行ったことが明らかになった元プロレスラーの天龍源一郎氏(73)が6月末に退院することを11日、公式サイト「天龍プロジェクト」が発表した。
 公式サイトでは同氏の娘で「天龍プロジェクト」の嶋田紋奈(あやな)代表が「天龍源一郎についてのお知らせ」として「昨年9月よりご心配をおかけしておりました天龍源一郎ですが、この度、6月末に退院する運びとなりましたことをご報告申し上げます」と報告した。

 続けて「『環軸椎亜脱臼に伴う脊髄症・脊柱管狭窄症』による突然死のリスクが判明してから、医療関係者の皆様には迅速に治療にあたっていただき、これまで多大なるご尽力を賜りました」とし「自力歩行厳禁、絶対安静の状況からハローベストを付けての生活、その後手術、懸命にリハビリを続けておりましたが、その間にも3度、心臓や他の症状で悪化が見られ、転院などを繰り返しながら治療にあたって参りました」と振り返った。

 また「首の症状が落ち着いた矢先、2月に行われた『天龍祭』目前には、腎臓から来る敗血症性ショックで緊急手術を行うなど本人にとっても大変長く苦しい時を過ごしました」と記し「それでも、諦めずに励むことが出来ましたのも、ひとえにファンの皆様の応援があってこそです」と感謝を伝えた。

 「本人も大変前向きに意欲的で、ファンの皆様、選手たちとの再会を楽しみにしております」と伝え「そして、再びリングの上から皆様にご挨拶をする日を待ち望んでおります」とした。

 「現在は、6月末の退院に向けて、数日間の一時外泊をしながら日常生活への準備を進めております」と現状を明かし、「退院後は自宅療養をしながら、出来うる仕事から再開をいたします」と仕事復帰を目指すとした。

 また「大会への参加は、拘束時間が長いこと、本人の負担が大きい可能性があることから体調を最優先とし、焦らずに少しずつの参加となります。何卒ご理解の程、よろしくお願いいたします」と呼び掛けた。

 そして「これまで、天龍源一郎が不在の中、大会を続けて参りましたが、その多くの時を、応援してくださるファンの皆様、ご出場の選手、スタッフ、関係者の皆様に支えて頂きました。大会のみならず、グッズのご購入や、チャリティオークション、天龍エイド興行、チャリティグッズの販売協力、温かい励ましの声など、様々な応援、ご支援を賜りましたことを改めて心より深く御礼申し上げます」と再度感謝の言葉を記した。

 「これからも生活に不自由は残ります」とし「自身の人生を腹いっぱいプロレスと向かい合ったことで起こってしまった病状ではありますが、それだけ捧げてきてくれたことを娘として大変誇りに思っております」とつづった。

 「天龍源一郎を守る為、そして残りの人生をより豊かに過ごしてもらうために、皆様方のご協力も頂きながら家族としてしっかりと支え合い過ごして参ります」と父を支えていく覚悟を示し「約10か月間に及ぶ入院中、支えてくださいました全ての方への感謝と、これからの天龍源一郎とも共に過ごして頂けます様に、変わらずの応援を何卒よろしくお願い申し上げます」と締めくくった。

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