井岡一翔 大みそか防衛戦へ練習公開 6戦ぶりKO勝利で世界戦日本人最多勝利数更新だ

2023年12月21日 19:07

格闘技

井岡一翔 大みそか防衛戦へ練習公開 6戦ぶりKO勝利で世界戦日本人最多勝利数更新だ
<ボクシング>大晦日決戦に向け練習を公開した井岡一翔(撮影・長久保 豊) Photo By スポニチ
 【プロボクシング WBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ ( 2023年12月31日    東京・大田区総合体育館 )】 プロボクシング世界4階級制覇王者でWBA世界スーパーフライ級王者の井岡一翔(34=志成)が21日、WBA同級6位ホスベル・ペレス(28=ベネズエラ)との初防衛戦に向けて都内の所属ジムで練習を公開した。次戦に勝てば自身が持つ「世界戦」での日本人最多勝利数を更新する22勝目。6戦ぶりのKO勝利を見据えて6年連続12度目の大みそか決戦に臨む。
 1ラウンドのシャドーを披露した井岡は笑顔を見せながら、終始リラックスしていた。12度目の大みそか決戦へ「いい状態、いい感覚でコンディションはつくれている。あとは体重調整だけ」。スパーリングもこの日の午前中に打ち上げたことを報告。試合前の米ラスベガス合宿で指導を受けるイスマエル・サラス・トレーナーも22日に来日予定で、万全の態勢で最終調整に入る。

 現在、世界戦の勝利数はWBC&WBO世界スーパーバンタム級王者の井上尚弥(30=大橋)を1つ上回る21勝。井上が今月26日の4団体王座統一戦に勝利すれば「21」で並ぶが、大みそかに井岡が防衛に成功すれば再び日本人最多の22勝目となり、井上を引き離す。単独トップの座は譲らない。

 これまで記録に関してこだわりがないことを口にしてきた井岡だが、5戦連続で判定決着に満足はしていない。「KOが全てではないと思うが、今回は凄くKOをしたい。久しぶりに倒して会場の一体感をつくりたい」と20年大みそかの田中恒成(28=畑中)戦以来となる6戦ぶりKO決着への意欲を示した。

 今回王座統一戦を希望するも年内の交渉が決裂した“階級最強の男”WBC同級王者フアンフランシスコ・エストラダ(33=メキシコ)についても言及。一部報道ではバンタム級転向を視野に入れる王者に対し「(エストラダ戦は)あくまで一つの目標。僕の戦いは終わるわけではない」とスーパーフライ級にとどまる決意も示した。

 「世界戦を戦うと決めた以上、もうそこは通りすぎた部分」とモチベーションの低下はない。今年一年を豪快なKO勝利で締めくくる。

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