内藤哲也 IWGP世界ヘビー初戴冠 因縁SANADAと死闘 デスティーノで撃破

2024年01月05日 04:50

格闘技

内藤哲也 IWGP世界ヘビー初戴冠 因縁SANADAと死闘 デスティーノで撃破
おなじみのセリフで締めた内藤(撮影・島崎忠彦) Photo By スポニチ
 【新日本プロレス レッスルキングダム18 ( 2024年1月4日    東京ドーム )】 メインのIWGP世界へビー級選手権は内藤哲也(41)が王者SANADA(35)を25分42秒、片エビ固めで破り、初戴冠で第8代王者に輝いた。
 4年前の「忘れ物」をようやく取り返した。25分過ぎ、内藤は王者の必殺技「デッドフォール」を切り返し逆に「掟(おきて)破りのデッドフォール」をさく裂させる。両手を広げて仕上げポーズをつくると2万7422人の歓声が最高潮に達した。「バレンティア」から渾身(こんしん)の力で必殺「デスティーノ」。SANADAの巨体が仰向けに倒れ、大の字になった。

 2020年1月5日、メインで勝利しながらKENTAの乱入で果たせなかった「デ・ハポン」の大合唱。今回も「拷問の館」EVIL、ディック東郷の乱入で「またか…」の悲鳴が湧き起こったが、SANADAが悪い人たちを駆逐。そして、ついにその瞬間が…。会場が一つになって「ロス!インゴベルルルルナ~ブレ~~~~ス、デ!ハ!ポン!」と絶叫した。

 昨夏のG1クライマックス優勝で巡ってきた1・4東京ドームのメイン。以前から悩まされていた右目上斜筋麻痺(まひ)の手術に踏み切るなど、全てを懸けた執念が勝利をたぐり寄せた。内藤の野望はこれで終わりではない。今後は広島市マツダスタジアムなどでの大合唱を目標に掲げ「トランキーロ、あっせんなよ」とおなじみのせりふで締めくくった。

 <SANADA「感謝」>05年の新日本入団テストに不合格だったSANADAは当時唯一合格した内藤に至宝ベルトを奪われた。昨年3月に「ロス・インゴ」を脱退。成長した姿を見せたかったが内藤の執念の前に力尽きた。試合後は乱入した「拷問の館」を蹴散らし内藤の大合唱をお膳立て。涙で引き揚げると「19年前から内藤哲也は大きな山。ただ、この大きな山があるからやりがいを感じるし、感謝している」と振り返った。

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