那須川天心“猪木イズム”でボクシング3戦目のKO自信「“やる前から負けること…”じゃないですけど」

2024年01月21日 15:36

格闘技

那須川天心“猪木イズム”でボクシング3戦目のKO自信「“やる前から負けること…”じゃないですけど」
ポーズを決める那須川 Photo By スポニチ
 【プロボクシング 54・8キロ契約   ルイス・ロブレス―那須川天心 ( 2024年1月23日    エディオンアリーナ大阪 )】 元キックボクサーでボクシング転向2連勝中の東洋太平洋スーパーバンタム級6位の那須川天心(25=帝拳)が21日、23日に行われる興行の公式会見に出席した。WBC&WBA世界ライトフライ級統一王者・寺地拳四朗(32=BMB)と、世界初挑戦となるWBA世界フライ級1位のユーリ阿久井政悟(28=倉敷守安)のダブル世界戦に挟まれるセミファイナルに登場予定。「“KOする詐欺”をやめたい」と話していた那須川が初のKOへ、改めて強い決意を示した。
 世界ランカーを目の前にしても気負いはなかった。翌日に計量を控えている選手とは思えないほど冗舌な那須川は「ここまで自分の中で進化が見える調整ができた。相手は好戦的で攻めも守りもなんでもできるファイターという印象だが、技術の高い選手とやるときの方が僕は強くなる。『風車の理論』じゃないが、凄く楽しみ」といつにも増した口調で自信満々に話した。

 『風車の理論』とは故アントニオ猪木氏が提唱してきた言葉で、向かい風が強ければ強いほどよく回る風車のように、相手の力を引き出した上で、さらに相手を上回る力を発揮すること。那須川は無敗のキック時代を振り返り「強い相手であればあるほど、僕は実力を発揮できる。世界ランカー関係なく、圧倒できるんじゃないかと思っている」とうなずいた。

 10日の公開練習で「“KOする詐欺”をやめたい」と次戦こそは、と初のKO勝利を見据えていた那須川。この日、記者から「KOできなかった場合は…」と問われると「“やる前から負けること考えるやつがどこにいる!”じゃないですけど、やる前からそこは考えないです。もし本当に(KOが)できないとなれば、今の戦いのマインドが違ったんだなというだけ。今回はしっかりとそこも全てつながっていると思う」と故アントニオ猪木氏の名言で決意を示し「やっぱり格闘技以外で楽しいことはないですからね。戦うことでみんなに進化を見せないといけない」と改めて初のKO決着への自信を口にした。

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