吉野正人氏 6年ぶりにCIMAと顔合わせ!2年半ぶりにファンの前で高速ロープワーク「プロレスキツい」
2024年02月16日 08:30
格闘技
2人がリングで対角に立つのは6年ぶり。ファンの注目を集めた5分間のスパーリングが始まると、吉野氏は現役時代と遜色ない高速スピードのロープワークを披露し、会場は大盛り上がり。さらに着ていたTシャツを脱いでCIMAとのチョップの打ち合いでは、強烈なチョップでCIMAの胸を赤く染め上げた。スパーリング時間残りわずかで、現役時代の得意技フロムジャングルも披露し、CIMAを絞め上げたところで終了のゴング。
スパーリング終了後に吉野氏は「5分ってこんなに長かったでしたっけ?プロレスキツい…」と苦笑いしながらマイクを握った。「この5分間で僕は全てを出し切りました。やっぱりプロレスラーは命懸けてリングに上がっているのも、引退して初めて体感できました。本当に良い経験させていただきました。初の試みだったんですけど、CIMA選手ありがとうございました」と感謝した。
久々に肌を合わせたCIMAも「今日は5分の普通のスパーリングって聞いてて、腕取ったりするだけかなと思ったんですけど走りました」と現役時代さながらの高速ロープワークに驚いた。さらに「5分じゃちょっと短かったんじゃない?6年ぶりに肌を合わせたんですけど、昨日今日まで一緒にやってたみたいで…すごいよ。パワーあったし、最後のフロムジャングルでまた肩が外れるんじゃないかなと思った」と語った。
バックステージでも吉野氏は「ある程度、覚悟はしてましたけどやっぱりプロレス痛いし、キツい。でも何とか5分は完走できました。引退した中では最速の引退レスラーを見せられたと思います」と振り返った。「また体が持つ限りこういうチャンスがあれば、ぜひスパーリング第2弾としてできるようにコンディション作っていきたい」とコメントした。
《CIMA「俺は今日確信した」》バックステージでCIMAは「吉野はコンディションがいいですね」と語り、6年ぶりに肌を合わせて、改めてやりやすさを感じたという。「どうなるかわからないですけど、次は10分やりたいし、タッグマッチでも何でもいいからやりたい」と再び肌を合わせることを楽しみにした。CIMA自身もケガが続いていたがコンディションも良くなり、復活も間近だと明かした。「GLEATの共存共栄はもうやってきたから次は蹴り落とす番。CIMAはみんなと違うからな。俺は今日確信した。カズ・ハヤシの引退までフルタイムでGLEATに出て行くから。GLEAT、LIDET、お前らの想像を超えていくからな。それがプロレスや」と意気込んだ。