アマ13冠・堤駿斗 4・17に元世界王者モレノと“世界前哨戦” 過去に山中慎介と対戦経験ある「亡霊」

2024年02月16日 19:50

格闘技

アマ13冠・堤駿斗 4・17に元世界王者モレノと“世界前哨戦” 過去に山中慎介と対戦経験ある「亡霊」
モレノとの次戦に臨むことを発表した堤駿斗 Photo By スポニチ
 【プロボクシングフェザー級10回戦   堤駿斗(志成)―アンセルモ・モレノ(パナマ) ( 2024年4月17日    東京・後楽園ホール )】 アマ13冠で前東洋太平洋フェザー級王者の堤駿斗(24=志成)が4月17日に東京・後楽園ホールでWBA世界同級9位アンセルモ・モレノ(38=パナマ)と同級10回戦を行うことを16日、同日に行われた所属ジム主催興行「LifeTime Boxing Fights19」内で発表した。
 2戦連続で世界ランカーに挑む堤の前に過去最強の敵が立ちはだかる。元WBA世界バンタム級スーパー王者で、元WBC世界バンタム級王者・山中慎介と過去2度対戦した難敵モレノとのノンタイトル戦に挑む堤は「当時、山中選手のタイトルマッチは見ていた。あの試合のようなエキサイティングな試合をしたいと思っていた。テレビで見ていた選手だし、思い入れもある」と胸を高鳴らせた。

 43勝15KO6敗1分けで、パンチを放った時にはその場にいないことから「チェミート(亡霊)」の愛称を持つモレノに対し「対峙(たいじ)したらやりづらいだろうなと思う。どこからパンチがくるかわからないし、リズム感も独特。不気味な雰囲気を持っている」と警戒する。

 一方で昨年大みそかにWBA同級15位ルイス・モンシオン・ベンチャーラ(25=ドミニカ共和国)相手に3回2分14秒のTKO勝利し、プロ4戦目で初のKO勝利を飾った堤。「モレノもベテランですし、戦い方も状況によって変えてくると思う。そう簡単ではないと思うが、もちろん毎試合KO勝ちは狙っている。しっかり対策を練って倒すイメージを持っていきたい」と2戦連続KOに意欲を見せる。

 今月5日には世界挑戦に備えて東洋太平洋王座を返上。次戦の内容次第では陣営も「もちろん考えている」と初の世界戦も見据える。「目指しているのは世界王者となって防衛や統一するチャンピオンになること。焦らず実力を付けることが今は一番大事」と地に足を付ける堤は今月末からは米ラスベガスで約1カ月のスパーリング合宿を開始。初の世界ランク一桁選手との一戦へ「負けたら一気にランキングが下がる。気の抜けない試合が続くが、この試合をクリアして世界のトップ選手にアピールできる試合をしたい」と意気込んだ。興行はABEMAで無料生配信される。

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