山中慎介氏 禁止薬物陽性、体重超過…因縁のネリと“和解”の握手「今は私の方が重いですから」

2024年03月07日 04:50

格闘技

山中慎介氏 禁止薬物陽性、体重超過…因縁のネリと“和解”の握手「今は私の方が重いですから」
会見後、ルイス・ネリ(右)と笑顔で話す山中慎介氏(撮影・沢田 明徳) Photo By スポニチ
 プロボクシング世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(30=大橋)が6日、都内のホテルで会見し、5月6日に東京ドームでWBC同級1位ルイス・ネリ(29=メキシコ)相手に防衛戦を行うことを正式発表した。
 これまで「井上は怖くない」などとSNS上で挑発的な発言をしてきたネリだったが、この日は「井上は最強の選手と言われている。このチャンスをずっと待っていたし、そのためにモチベーションを高くしている」と手のひら返しをした。「スピードがありパワフルでいい選手。たくさんの長所を持っている」とベタ褒めし続けた一方で「井上を恐れてはいない」と自信をのぞかせる一面も見られた。

 会見後にはかつて2度拳を交えた山中慎介氏と再会すると「私のせいであなたのキャリアを終わらせてしまい申し訳なく思っている」と謝罪。すると笑顔の山中氏から「今は私の方が重いですから」とジョークで返され、和やかな雰囲気のまま握手を交わした。


 ▽ネリの山中戦悪行

 17年8月、当時のWBC世界バンタム級王者の山中慎介(帝拳)に4回TKO勝ち。試合前に受けていた検査で禁止薬物の陽性反応を示したが、故意に摂取した確証が得られなかったとしてWBCからの処分はなかった。翌18年3月の山中との再戦では前日計量で2.3キロの体重超過。再計量でも1.3キロオーバーとなり試合前に王座剥奪が決定した。試合は山中を4度ダウンさせて2回TKO勝利。相次ぐトラブルでJBCからは国内での無期限活動停止処分を受けていたが、先月に解除された。

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