大橋ジムのダブル田中 将吾と空がプロ転向を発表

2024年03月13日 17:00

格闘技

大橋ジムのダブル田中 将吾と空がプロ転向を発表
会見した(左から)田中空、大橋会長、田中将 Photo By スポニチ
 プロボクシング大橋ジムは13日、横浜市内のジムで会見し、東洋大出身の田中将吾と田中空が同ジムからプロ転向することを発表した。
 同大ボクシング部で主将を務めた田中将吾は「凄いジムと契約させていただいて、偉大な先輩方のようにしっかり強くなって世界チャンピオンを目指して頑張っていきたい」と意気込んだ。

 大阪府出身の田中将は中2から競技を始め、浪速高では国体連覇を達成。東洋大時代は23年の全日本選手権をバンタム級で優勝するなどアマ戦績は65戦60勝21KO5敗。プロではフライ級を主戦場とする方針で「強みは気持ちの強さとパンチ力だと思っている。プロでもしっかりKOを狙っていきたい。デビュー戦は一発で仕留めたい」と自信を示した。

 神奈川県出身の田中空は3歳から競技を始め、幼稚園のころから同ジムで腕を磨いた。武相高(神奈川)では選抜で2度の優勝し、東洋大では23年の全日本選手権でも頂点に立った。

 1メートル65と決して大きくはないがウエルター級(66.68キロ)を主戦場としてきた。憧れの元世界ヘビー級王者マイク・タイソン(米国)のように接近戦を得意とし「ハマのタイソン」の異名を持つ田中空は「日本人初のウエルター級世界チャンピオンを目指したい」と強気に話す。

 元日本ミニマム級2位で父・強士さんはプロ入りでもトレーナーを継続する。「空のスタイルはアマチュアよりプロの方が生きると思うんで。またいろんな対策を練って、圧倒できるようにレベル上げていきたい」と親子二人三脚で世界を目指す。

 将吾と空に血縁関係はないが「プライベートでも仲良くて、お互い高め合える存在。プロの舞台でも、しっかり支え合って頑張っていきたい」と田中将。ともに今月中にB級プロテストを受験し、6月ごろの6回戦でデビュー予定。大橋会長は「ダブル田中で大橋ジムを盛り上げてくれると思う」と期待を寄せた。

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