【RIZIN46】24歳鈴木がタイトル初防衛 30発以上の連打で41歳金原の野望を打ち砕く

2024年04月30日 00:00

格闘技

【RIZIN46】24歳鈴木がタイトル初防衛 30発以上の連打で41歳金原の野望を打ち砕く
初防衛で雄たけびを上げる鈴木千裕(RIZIN FF) Photo By 提供写真
 格闘技イベント「RIZIN46」が29日、東京・有明アリーナで行われ、メインのRIZINフェザー級タイトルマッチは、王者の鈴木千裕(24=クロスポイント吉祥寺)が金原正徳(41=リバーサルジム立川ALPHA)を1R4分28秒、TKOで下し初防衛に成功した。
 序盤はお互いけん制し合う展開だったが鈴木がスタンドの殴り合いで優勢に運び、左ボディーを効かせた直後にギアを上げた。バランスを崩して倒れた金原に猛攻を仕掛け、上からのパウンドなど30連発以上たたきこんだところでレフェリーが止めた。

 昨年7月の「超RIZIN2」でピットブルを、11月のアゼルバイジャン大会でケラモフを撃破しタイトルを奪取した。まさに飛ぶ鳥を落とすような勢いで進化を遂げている24歳。格闘技界で格好たる実績を築き上げてきた41歳の挑戦を退け、群雄割拠のフェザー級戦線で一歩抜け出した。試合後の会見では「ひとつ時代が変わったかなと思いますが、オレがみたい景色はここではない。まだまだ満足していない。もっともっと上を目指して世界に(みんなを)連れて行く、そんな気持ちです」と述べ、今後の目標を問われると「オレが先頭を突っ走って世界のRIZINに変えていくこと」とぶちまけた。試合前に再戦をアピールしていたピットブルにも言及し「ピットブル、勝ったぞ、ベルト駆けろよ。奪いに行きます」と改めて再戦の意向を示した。

 6月に五味隆典とボクシングルールでの対戦を控えているが、今回のケガの回復次第では7・28「超RIZIN3」の出場の可能性もあるという。快進撃を続ける「稲妻ボーイ」は「格闘技を通して何かできるか。子供たちに夢を持たせるとか世の中がいい方向に変われることを体感できている。それがどこまでできるか見たい」とさらなる飛躍を誓った。

 ▼金原正徳 ガードの上から(パンチを)効かされたのは初めてかも。自分がやりたかったことができなかった。打ち合いで勝てないのは分かっていたが、そうなってしまった。そこまで持っていかれたのも相手の強さなのかも。(鈴木には)オレに勝ったのだから(日本の格闘技を)背負っていってもらわないとね。

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